本日は2回目、そして最後のワークショップでした。
前回よりも、お互い同じくらいのキャリアの方が増えて、今回は見学してても充実。
トライも皆にチャンスがあって、楽しかったです。
イリーナさんの芝居、一番すごいのはスピード感。
ロシア語が早口な言語なのか、とっても速い。行動も、芝居も、返しも受けも、速い。
でも、成立してる。
焦って、噛み合なくなることもしばしばだけど、シャープ。
且つ、、ナチュラル。
且つ、物凄く広範囲に稽古場を使う。
どこからがシーンで、どこが素なのか、本当に分からないくらい、自然体に消化されて動いている。
今回のテキストは
『ガラスの動物園』
でした。
この作品を仕上げるためにイリーナさんの劇団は200時間稽古をしたそうです。
今までのメッソドは使えない、という結論から、徹底的に関係性を洗い出した、そうです。
そんな説明を受けはしましたが、イリーナさんの演技はというと、『桜の園』をしたときと変わらなく観える、つまり、洗練された自然体がそこにあっただけでした。
そんなイリーナさんと一緒にワンシーンを共有出来たことも去ることながら、今日の私の収穫は、台本を読むまでのコンディションの作り方。
一番のネックは、想像が固定してしまうこと。
『ちょっとでも、展開したい衝動があったら、やる。』
これが、非常に苦手なのが凡人役者。(何を隠そう、私は凡人役者です。)
そう、何故か、展開してはいけないのでは、という勝手なブレーキをかけているのです。
そう言うときは、集中や注意力、そして想像力が働かないとき。
これからは、自分のなかに起こる衝動(インプルスというそうです)にもっと敏感に行動力を養ってみたいと思います。
これは、ヨガにも、システマにも、もちろん日常生活にも、すごく練習出来るチャンスがある。
ということは、私の生き方にとって、物凄く大事なドリルになるのではないかと思っています。
劇団員でもないのに、イリーナさんとともに時間を過ごせるチャンスが2回もあったこと、
本当に幸せでした。
しかも、『熊』を今度一緒にやる松田輝宏さんと一緒に参加して、二人で今度『熊』をやります、と話したら、「この二人なら、面白そうですね!」と、言って下さいました。
この言葉だけでも、大分嬉しいです。
今回のた〜〜〜〜〜くさんのヒントをありがたく活用して、22日の朗読会、必ず面白くしようと思いました。
席が残り少なくなっておりますが、来れそうな方は、是非是非、ご予約のご連絡ください。
お待ちしております。
ワークショップの実現に関わった、全ての方に心から感謝します。
素敵な時間をありがとうございました。