2011年1月26日水曜日

大叔父、江上 茂。

今日は自分の仕事の環境づくりのために、部屋の片付けをしてました。


というのも、昨日、『断捨離』の本を買い、そろそろ部屋もデトックスせねば!と一念発起したのです。

断捨離は、ヨガの精神から来ている言葉で、要らないものを省いてゆく作業ですが、要は『足るを知る』という作業でもあり、

そうすることで物と向き合うことが、自分の観念と向き合うこと、そして整理され、何が要るのか見えてくると、自分の軸に戻れるってことだったりするそうです。


そうなんですよね〜〜〜〜。と、深く同感。

早速今日は本棚に着手。

古本屋へいらなくなった本を持ち込むと、しばし鑑定タイム。値段がつくのを待つ。


ヨガ雑誌なんかは扱ってるのかしら〜、と、立ち読みに向かうと、空手雑誌があった。


月刊 空手道。


普段は全く触れないジャンルです。


しかし、そこに『特集 江上の空手・貫通力』と書いてあります。


江上の空手とは、通称、江上空手。

この創始者の江上茂さんは、私の大叔父です。

父方の祖父は婿養子だったので、本当はうちの姓も江上。

この事実を知ったのは、一昨年、ロシア武術、システマの先生とお茶をした時でした。

父にシステマのDVDを見せると、『叔父貴の空手と同じことしてるな〜』と非常に関心していたのです。このことを先生にお話すると、

江上空手のお弟子さんの、青木先生という方の新体道というのを経て、システマに来たのだと、教えてくださり、驚いたのでした。システマと、江上空手の感性が似ているとは!!!


話しは戻って、古本屋で江上特集に見入り、古本を売ったお金を少し使って、この雑誌を購入してきました。この雑誌から少し、茂大叔父をご紹介させていただきます。

晩年の茂おじさんは、本当にシステマの域に達しておられた方で、

『平法』ということを唱えていらっしゃいます。

「本当の空手道には、武道でもなく、兵法でもない。平法として学ぶべきものである。
 勝負の世界の、斗争の技術でなく、更に高いもの。斗争を超えるというか、斗争の意識を全く捨てた、本当に仲良くする為の稽古でありたい。それが平法ではなかろうか」
(『空手道』より)


そして、稽古に対して、

『老若男女誰にでも出来る、それが本当の稽古であり、またそうでなければならないということです。なお、社会と生活と稽古との関わり合いを言うなら、稽古即生活、生活即稽古ということです』
(空手入門より)

ともおっしゃってたそうです。


・・・本当にシステマだなぁ。。。。しかもマスターの域だ。


私は、江上茂さんの親戚で、幸せだなあ、と、心から、ご先祖様に感謝します。


今日の素敵な出会いに感謝!