2011年11月21日月曜日

20年ぶりの同窓会

先日、20年ぶりに同窓会がありました。
私の20年ぶりですから、中学の同窓会です。

私の人生では、明らかに中学のほうが個性豊かなメンバーが揃っています。

偏差値の関係ない、良さだったのだと思います。

そして、もともとクラス意識の低い学年でした。全体的な仲の良さがあったのです。

なので、同窓会も、何組だったかの意識が殆どない。

20年ぶりとなると、さすがにもう解らない人がいる。
でも、みんな、制服時代とは違って、とても魅力的に変わったので、誰か解らなかった。
素晴らしい。


そして、私はずいぶん人見知りしました。
声をかける勇気もなく、受付やってた幼なじみの横に座り、ひたすら人間観察。
みんな、歩き回って、近況を聞き合って、すごいなあ。私には出来ない・・・。

楽しみだったんだけどね、ずいぶん臆病になってました。

あっという間の一次会が終わり、2次会へ。
今度は、絵本語りを一冊だけやらせて頂く事になりました。
私が役者やってるとこ見たことある人なんてほぼいない。そんな40名以上の席で、突然ながら一席。
緊張。でも、さすが、二中生。やっぱ感性豊かな人たちだった。ちゃんと聞いてる、感じてくれてるのが届いてくる。あんなに賑やかな居酒屋の一室が、ひとつの静けさに包まれた。

終わってから、カンパを募ったら、みんな感激してくれたのと、酔っぱらってるので、募金の瓶が、なんとお札でパンパンになって、小銭が入らなくなってた。

おどろいた。おどろいた。ここにも諸手をあげて応援してくれる人がいた。
嬉しかった。
大分景気良く入れてくれた友人にお礼を言うと、彼は東北で4年過ごしていたのだという。
彼の友達は2人、亡くなられたそうだ。「でも、仕方ない事だからさ、」と、きっといろんな想いを乗り越えた彼は、明るく言った。「あいちゃんが、皆の心と一緒に行ってくるって、言ってくれて嬉しかったんだ」。

喜んで、心を届けてこよう思う。

被災地へ行った時、必ず、その場所その場所で黙祷をさせていただいた。
ここへ導いて下さって、ありがとうございます。ご冥福をお祈り致します。と。

きっとまた、黙祷しながら回ってくると思う。

きっと、先立たれた方は、遺族の幸せを祈っているから。
心の幸せのほんのひとつまみでもお手伝いしてきたいと思います。


みんな、ありがとう。会えてよかった!