2015年9月21日月曜日

おぼえておいて

昨年からのご縁で、今年も10月に宮崎へ行かせて頂きます。

今回は社会人向け、学生向け、そして中学生、小学生向け、と、いろんなことをさせて頂く予定なのですが、その中で、詩の朗読を、プログラムのひとつに入れさせて頂きました。

『おぼえておいて』(かわさきゆかり著 三五館)

日本の今の神妙な空気。なんともいえない疲れとまあ、色々ネガティブなことを感じています。

自然災害、政治、日々の色んなこと。

そんな中で、この詩の中の言葉に自分が支えられたので。
私の出来る活動として、この詩の全編を朗読して来ようと思っています。

その一部を紹介します。

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おぼえておいて
耳を澄ますということを

あなたを揺さぶる力が
あなたの声でないのなら
あなたの胸の奥のそのまた奥の
一番静かな場所から響く
あのかすかな風の声を聞くことを

外から聞こえる大きな声に
突きうごかされそうになるときは
心を決めてもどっていって
あなただけのあの場所へ
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『おぼえておいて』は、戦後60年の広島で、作者のかわさきゆかりさんが、
風の中に聞いた詩です。これからの私達へと運ばれた、風の言葉です。

自分の奥にちゃんとある、自分の真実をちゃんと確かめていくことが、
どんな状況でも大事だなあ、と日々実感します。

おぼえておきたいです、耳を澄ますということを。

この詩の全編もすてきです、ご興味ある方はご覧になってみてください。