2011年6月26日日曜日
オプショナルツアー
〜番外編:夢の国ウンブリア州編〜
ローマから内陸へ向かうと、ウンブリア州という、イタリアのど真ん中の州があり、
ここまでテルミニ駅から特急で約30分。
新宿〜町田のロマンスカーみたいな感じで、もっとのどかな町に出れる。
ここにはこんなに素晴らしい、アメリアという古い町と、
美味しい食事を食べさせてくださる、アグリツーリズモがある。(農家で自給自足のフルコースを食べたり、長期滞在も出来る)
4日間で私達なりにローマを満喫し、5日目の朝、テルミニ駅からウンブリア手前のオルテ駅まで、特急で移動した。スーツケースごとの移動だったので、ルイジさん(1日目参照)が手配してくれた一等席の個室で、荷物も悠々と置いてゆとりの移動。
オルテにはウンブリア在住の菊池さんというガイドさんが迎えにきて下さり、一日観光をガイドして下さった。
菊池さんはご家族でウンブリアに暮らしていらっしゃって、(ご家族というのはご自身の家族と、菊池さんのお姉様、お父様も含めてのご家族です)ここにみんなで住んでしまったそのご家族ごとの行動力がすごいなあ、と思う。
ここでは、イタリアのスローライフを体験出来る場所として、人気の場所のようで、行ってみると北海道の美瑛のような景色がずっと続いており、長期滞在で、イタリア料理や、芸術など、じっくり堪能される方が多いそうだ。
きっと居心地はいいと思う。
きっと数ヶ月があっという間に過ぎてしまうと思う。
そんな美しい所だった。
午前中、母を筆頭に乗馬が好きな私達のために乗馬クラブへ連れて行って下さった。
そこで、気持ちよい木陰や、かわいい民家や、畑の中の真っ白な一本道を、馬でお散歩した。
遠くの丘にアメリアの美しい町も見え隠れする。
木にはサクランボが鈴なりになっているのだけれど、残念ながら器用に食べるのは乗馬クラブのスタッフさんだけだった。悔しい。食べたかった。。。
わたしの乗った馬は柏の葉っぱを食べていた。(柏、イタリアにもあるんですよ。おもしろですね。緯度が同じなので、花や木が日本と本当に同じだったりします)。
ちなみにこの乗馬スタッフのおじさんが、マリオに似てるってこと、気づいたのは帰国後にみんなに写真を見せてからだった。
私達の乗馬写真を菊池さんがHPに載せて下さったので、良かったらご一読ください↓
『イタリアの真ん中で暮らす』
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馬は楽しいです。結構いろんな国で乗れます。
さて、馬でおなかが減ったので、美味しいフルコースに連れて行って下さいました。
農家さんでアグリツーリズモ!
先述したように、時給自足のフルコースです。ワイン畑を見ながら風の通る気持ちよいテラスでお食事。ここには車の騒音ゼロ。なんて気持ちよいのでしょう。。。。
昼食からは菊池さんのお姉様がガイドをして下さいました。
下戸家族なので、ワイン畑を見ててもワインは一口しか飲めなかったのですが、美味しくて気持ち良くて、とても幸せでした。
前菜でこれだけ盛り合わせて下さいました。
そしてコース全食ごらん下さい!
想像に容易いかと思いますが、食の細い私には、残念ながら完食できず、妹が日本では見せない食欲を発揮して平らげていました。素晴らしい。
青葉繁る、ワイン用のぶどう畑♪
一口のワインで出来上がった私は食後に芝生でくつろいでいました。
さて、時間がないので急いでアメリア観光です!
アメリアはかつてエトルリア人と言う未だどこから来たのか分からない人々によって最初に作られた町で、その後ローマ帝国の支配下に置かれた時に、町の一番上に教会が作られた、とのことです。
ローマ以上の古さを感じますが、小さな町のかわいさも感じました。
アメリアは丘の上の町なので、見晴らしも気持ちよいです!
ウンブリアはナルニア国物語で有名なナルニのある州でもあります。
こんな感じの田園風景、映画で見た気がしませんか?
と言うわけで、私達の珍道中もなく、あっという間に時間が過ぎた最終日。16時半には電車に乗り、帰国の空港へと向かったのでした。
最後にゆったりとしたウンブリアで半日を過ごしただけなのに、ローマの都会での疲れが一気に癒された時間でした。
ローマに行かれる方には、帰る前の田舎時間、ぜひぜひおススメです!
ご興味あるかたは、ぜひウンブリア州へ遊びにいかれて下さい♪
とにもかくにも、いろいろな人々の優しさに支えられて、ピエタ巡礼ツアーも無事終了いたしました。
本当に楽しい旅でした。母と妹との旅でしたが、皆さんへの感謝の気持ちとも一緒に旅してきました。皆さんにも少しでもお裾分けさせて頂きたくて、書かせて頂きました。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
おつかれさまでした!
おわり。
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