2009年7月21日火曜日

ヴェーダーンタ

7月19日と20日、新宿のお寺でヴェーダーンタという聖典の勉強会がありました。

この新しい私のサイトを作る前の、アイカフェサイトで紹介させていただいたこともあるのですが、4月に初めて、インドから聖典を教えて下さる先生が来日されて、一週間のキャンプをしました。

そのときに初めて私も学びに触れたのですが、来年もスワミジ(先生)が来て下さることになり、もっと学びを深めて準備をして、来年のキャンプを向かえよう、と一年で18日間の勉強会が始まったのです。
といっても今回はオリエンテーション。
今後の勉強会に向けて、実験的に、時間割を組んでみたり、システムを試してみたりしました。

このオリエンテーション、そもそもヴェーダーンタとは何なのか、ということも改めてゆっくり聞けたのが私にはラッキーでした。
以前私は、これはインド哲学だそうです、と紹介しましたが、

間違ってました。

訂正します。

ヴェーダーンタは、一つの文明です。

????て感じですよね、きっと。

そう、一つの文明なのです。

哲学ではありません。宗教でもありません。インドのものでもありません。


昔はインダス文明とか、エジプト文明とかありましたよね。

今の時代って何文明って言うのでしょうね?私はもの知らずなので分からないのですが。
ちょっとそれは余談ですが、ヴェーダーンタ、いえ、ヴェーダは『文明』でした。

細かく言えば、ヴェーダとは、『知識』『章』
       アーンタとは、『最後』
という意味だそうで、ヴェーダーンタは自分の準備を整えて、世界と真実を結ぶ『最後の章』
という意味なのだそうです。

この教えは
宇宙が現れた源から発し、始まっている聖典
で、
真実の知識
であり、
唯一残り続けている文明
なのだそうです。ですから、これを消化していく作業とは、闇雲に『信仰』するのではなく、つじつまを合わせて一つ一つの言葉をつなぎ合わせていく作業です。
 
・・・・ついて来れますか?まあ何となく読んで下さい。


さて。

今回、最初に問われたことは、


あなたの

やりたいことと、
やらなければならないことと、
やっていることは、

同じですか?分かれてますか?

ということでした。

この学びのゴールは、完璧な自己受容、すなわち自由、すなわち満たされている感覚のようです。

そのためのヴェーダのメッセージは一つ、大きなトピックは二つ。
メッセージは『あなたは全体です。』

それを知るためのトピックは
『私とはなんでしょう?』
『世界とはなんでしょう?』

ここを説いている唯一のものだそうです。

ヨガや、システマや、哲学や、演劇で、自分を整えて、その考えを扱うその『先』もあると言うわけです。

ここに学びにくるとき、人はその準備が出来るのだそうです。

私は今回、本当に準備ができたのだと思いました。

お金じゃなくて、
時間じゃなくて、
家でもなくて、
恋愛でもない、
家族でもない、
健康でもない、

自分が本当に満たされるには?もう外に何かを欲求しなくても穏やかで居られるようになりたい、それって何があればいい?と、この2ヶ月くらい何度も考えていました。
なんで私は寂しいの?何が寂しいの?

自分の中身を探索しました。

で、ああ、だから人は神の愛に達するのかもしれない、と思いました。
100パーセント、完璧な存在、すなわち完璧な愛し方が出来る存在、それは神しか居ないじゃんって。

さらに、私には『神』というより、『宇宙のエネルギー』の方がしっくり響きます。呼び方は何であれ、そこに感じるものは、未完成な感じがしません。あくまで私の感覚の話しです。

で、ヴェーダーンタでは、宇宙全体、この世界と意識されているものを『イーシュワラ』といいます。
漫画なんかでもイシュヴァラの民とか出て来ますよね。

イーシュワラが神と呼ばれることもあります。

で、『あなたは全体です』というのは、『イーシュワラは全てであり、あなたはイーシュワラなのです』というのが結論なのです。

ええ!あんなすごいのが私?

てなるわけです。私は大分情緒に波があるし、どうあがいても正反対な存在。。。
てなるわけです。

でも、神様の愛の、宇宙のエネルギーの、コチラへの注がれ方を少しでも理解出来たら私、ちょっとだけ安定するかもしれない、自立して大人になれるかもしれない・・・。
て思ってたから、もう少しヴェーダ学んでみよう、

てなるわけです。

そしたら聞かれるわけです。
『さて、私とは何でしょうね?』
って。


もうここからは果てしなく面白いです。私、私を勘違いしてた!
てなっていくんです。
それは思ったより性格良かったかも、とか、美人かも、とかいうこととは全然違って、もっともっと面白いです。

でも、本当に消化するまでは時間がかかりますが、一通り学ぶためには、この一年かけたあと16日の勉強会に出れば、一通り学べるんです!

面白いと思いませんか?


とっても、へたくそな説明と感想だったので、
これだけじゃ全然分からん、て方、そして、面白そうだからもっと知りたいわ、って方、

コチラをご覧下さい☞東京ヴェーダーンタキャンプ2010/4月へGO!


もちろん私もまだまだ無知です。興味のある方は一緒に学びましょう。
私はヨガを初めて、ヴェーダーンタに出会えたことが今、一番の恩恵です。
本当に何も偏っていない教えです。朗らかに吸収していきたいと思います。

システマセミナー

7月18日、大好きなシステマのセミナーへ参加しました。

ヴラデミア・バシリエフ セミナーです。

英語名はブラッド。みんなブラッドと呼んでいる、カナダ在住のシニアインストラクターが来日しての、セミナーです。
(システマはソ連崩壊後、亡命してトロントに本部があるそうです。そこから世界に広まったとか。モスクワにもマスターがいます。)

システマを今年の1月から本格的に始めて、2度目のセミナーでしたが、今回は予定がぎっしりだったので、初日だけの参加でした。

この初日は、寝転がって、ゴロンゴロンと、転がったり、ダラーンと、誰かの上に横たわったり、かと思うと、上に何人か横たわっている所から脱出してみたり、とても面白かったです。

ただ、参加者が多方面から集まっていいたため、いつもに増して知らない人が多く、私の首筋はカチーン、と緊張。必死に呼吸して、リラックスしようとするのですが、なかなか緩まないまま、一日が終わってしまいました。これは残念。

ブラッドは、セミナーに参加している誰よりもシステマを楽しみながらデモンストレーションを見せてくれました。というか、誰よりも楽しむ術があるのでね。当然と言えば当然ですが、
私には、『こうやって楽しむんだよ』と、遊び方を教えてくれてるように見えました。初日だからかもしれません。

嬉しかったのは、力を使わない、体重差を問題としないワークがいくつもあって、自分より重い男性が上に横たわっていても、『大丈夫』と分かるだけで体が緊張しないで、動ける、という体験でした。

武術って、とある辞書を引くと、
『武士が戦いのために身につける技術』
と出てきますし、
実際システマは、最強の格闘技とか、そもそもロシアの特殊部隊のためにつくられたものであるとか、本当に『戦う』ためのもの、のように捉えられています。

女性でも、格闘技が好き、とか、護身術に、とか、けっこう強い人が集まってたりします。

ところが、私は大分へなちょこで、大勢の男性の中で参加すること自体、今でも時々緊張します。ビクビクしてます。
ライバル心とか、競争意識とか、戦闘意欲とか、内在しているだろうけど、全く興味がありません。


ただただ、ロシアという大国ならではの発想の感覚に興味があって、しかもヨガよりも体が変わるようだ、と聞いて、システマを始めました。


と言うわけで、『力いらず技』、すごい好きです。
システマに来てから、これにハマり続けています。
改めて、私こういうの好きだな〜と実感しました。

システマは力いらず技を始め、生活に反映できるヒントが沢山あります。
私は、戦うためのものではないと感じています。

むしろいろいろなものがそうであるように、『よりよく生きるため』のものだと思います。

あえて言うなら、最高の避難訓練だと思います。
『いざというときパニクらないために』
という練習です。
頭も心も、関節も筋肉も柔軟に使う練習です。

で、私はまだパニクります。
100人くらい中、女子2人とかって割合で、全員でもみくちゃになって床でゴロゴロ転がって、乗ったり乗られたり、巨大肉団子みたいになるともう、カッチカチに全身固まります。
冷静な優しい男子が持ち上げて逃がしてくれたりしましたが、もう感謝と尊敬です。

ケロっと 立ち向かえる心の強い女子になりたいです。
緊張するのはある種自意識過剰で、ほんと、恥ずかしいです。私、何様だよ、って。

でも、一日だけでも参加出来て楽しかったです。ブラッドと次に会うときは、私ももっと楽しめる自分になっていたいと思いました。

セミナーの様子等、お世話になっている、インストラクターのブログで是非ご覧下さい。このかたのブログを読んだらあなたもシステマをやりたくなるかもしれません。うふふ。


こちら☞   ロシアの武術 システマブログ