『ピアノマニア』
http://www.haruguchiai.com/cn21/pg115.html
です。
ウィーンのピアノ調律師のドキュメンタリー。
子供の頃から、調律師さんが好きです。魔法使いみたいで。
ドキュメンタリーを観に行くと、
寝る。
という、自分の癖をすっかり忘れて観に行っちゃったのですが、気づいたのは眠りから覚めたときでした。
ピアノの音色のドキュメンタリーなんて、寝ちゃいます。考えてみたら。
でも、多分寝たのは10分くらい。大丈夫です。
面白かったです。
スターの1日を追うより、楽しかったような。
カッコいいですよね。
ピアノの音色を左右しちゃうわけですから。
コンサート、録音、曲目。いろんなものに合わせて、ピアニストの好みに合わせて、音を整える。
そんな、素晴らしい職人の彼の言葉が心に残りました。
『音に均一性を求めるピアニストが弾いた後は、調律したときよりも音が均一になっています。それは、弦に刻印されているんです。
決して見えるものではありませんが、刻印されています。音を聴けば私にはわかります。』
刻印。
素敵な言葉だなぁ。
感覚も、体に刻印されてる。
思い出も、心に刻印されてる。
過去、過去世、全てが、私達の体には刻印されてる。
多分、脳みそに全部あるんではなくて。
生まれては去ってゆく細胞の中に。
芝居を観たとき、朗読を聴いたとき、一緒にヨガをしたとき、皆さんにとって必要な刻印が呼び出されるような、そんな、サポーターでありたいと思いました。