2011年10月29日土曜日

グリーングラスの絵本語り、無事終了しました。

皆様のお陰様で、グリーングラスでの絵本語りも無事に終了しました。
今回はお子さんと一緒に参加してくださった方も多く、賑やかな会となりました。
会場は想像以上の入りでギュウギユウになり、熱い会となりました。
子供たちは一番前でしっかりと見ててくれて、小さな子も頑張って静かにしてくれたり、絵本を見ながらお話を聞いててくれたりしました。
ギターの演奏では体から出てくるリズムをそっと動かしていて、おぉ、いい感性してるなぁ!と秘かに感動…。
大人の方も、終わってから潤んだ瞳で良かったです…とおっしゃってくれたり、また来ますからね、と声かけをしてくださったりしました。
何よりグリーングラスの奥様は、ずっとお茶だしをしてくださり、会場もせっせと作ってくださり、温かくサポートしてくださいました。

終わってからは子供たちは、次々と絵本を読みあさり、再び絵と共に物語を反芻していました。
一番小さな男の子は、直樹さんになついて、譜面台で熱心に遊んでいました。
終わったときの会場の空気は、本当に本番を反映していると思います。
今日も皆さんがそれぞれ楽しんで下さって、良かったです。

会場に来てくださった方、来れなかったけど、成功を祈ってくださった方、本当にありがとうございました。
皆さんの心を、運んできたいと思います。

福島へ行きました2

さて、葛尾村を後にして、いよいよ線量も高い地域に入ります。
飯舘村というところです。
ここは車で通過しただけでしたが、マスクは勿論、車の窓もしっかり閉めて走り抜けました。
美しい田園風景、人気のない道路。
村に帰りたい方々の気持ちが心を過ります。

そのまま南相馬まで行きました。
広い。
平地の広さは岩手で見てきた景色より更に広い。
岩手と違って、まだ田んぼに海水が残り、池のようになっていたり、道路の縁は壊れたままのところが沢山ありました。
残っていた堤防から見た海。
そして振り返ると、曇り空のせいか、CG のような荒野…。
瓦礫も軽く3階建てのアパートくらい積まれていました。

しかし、実際に南相馬駅付近で住まわれているかたとお話しすると、もう大分前に終わってしまったことのようにお話しされていました。
恐らく、直接的にダメージを受けてるかたと受けてない方の温度差というものなのかもしれません。
または、ちゃんと現実と向き合い続けた方の強さなのかもしれません。

福島の方の、辛抱強さは本当にたくましく、東京人として永遠に頭の上がらない思いでした。

美しい紅葉の広がる福島を沢山見させて頂きました。
当然ながら福島は急速な過疎化が半強制的に進んでいます。
福島は葛尾村から避難されている方々の仮設住宅の集会所を回らせていただく事になりました。
絵本というよりは、年輩の方にも 楽しんでいただける何かを持っていきたいと思います。

さぁ、ない知恵を絞ります!!