さて、石巻へ移動します。
せっかくなので、海岸線45号沿いに、岩手から南下しました。
陸前高田の、立ち残った5階建てのアパートたちを見ながら、お昼には気仙沼を目指します。
気仙沼では、あの、『ヤマト』とあだなのついた船が、まだそのままになっていました。
車を止め易いようにか、前の道路が広く作られていました。
その前には仏前が出来ていました。
夏休みなので、ご家族で見に来ている方もいらっしゃり、女の子が、一人合掌していました。
そして、気仙沼横町へ!
店内には、沢山のメッセージが!
テーブル
勿論天井にもありました。
美味しかったです!
そして、南三陸、本吉町などを見ながら、石巻へ。さらに、女川へと向かいます。
女川では、知り合いの方の紹介で、『ママサポーターズ』代表の、八木純子さんとお会いしました。
道に迷って、町立病院へ行ってしまい、丘の上という事もあり、八木さんがその丘の上の景色を見ながら、3.11当時のこと、そして、今の現状をお話しして下さいました。
勿論、全てが流されてしまった人の苦労は、あるのですが、八木さんの場合、ご家族も無事で、家も残ったのだそうです。でも、家があるがために大変、という事もあるようで、
受験生だったお子さんは、家が流されていた人と同じように勉強出来ない環境に居たのですが、被災者枠には考慮されず、大学に入れなかったそうです。
そして、八木さん自身は、被災当時、避難所で乳幼児を預かって、育児中のママ達のサポートを始めました。
時とともに、保育園は復活し、今度は老人の方達が目につくようになり、話しをきくと、家が流されなかったご老人は、仮設に入っていないがために、逆にメンタルケア等のサポートがなく、特にボランティアさんが顔を出す事もないので、孤立していく事が分かったのだそうです。
そこで、そんなお婆ちゃん達が、人と交流する機会をサポートしたいと、布草履の制作、販売を始めたとの事です。
これがその、布草履。
八木さんです。冷静と、情熱を掛け合わせた人です。
私が購入した、布草履。1500円です。女川のは、芯を使わず、かぎ針で編んでいるのが特徴です。
花緒もかわいいです!
ストラップも買いました。こちらは150円。
かわいい。
『ありがとうございました。私達の希望が、ひと編みひと編みに。』と書いてあります。
この町が復興したとき、このお婆ちゃん達はもう生きてないかもしれない。そんなお婆ちゃんたちが、今に充実出来るように、お手伝いしたい、と八木さんはおっしゃってました。
私達も、次回はおばちゃん達に会いにきたいと思います。
そして、チャリティライブで、布草履の販売と、お婆ちゃんたちが草履を作るための古着Tシャツ集めをしようと思っています。
みなさん、ご協ください!
みなさん、着なくなったTシャツ、ぜひぜひ下さい!