2014年4月7日月曜日

ノートルダムの出会い~その2~

話が繋がらないような気がする方もいるかもしれませんが、ただいま新婚旅行中です。

ミラノから、南仏のマントン、そしてニースへ行き、今はパリに来ています。

ニースには、『シャガール国立美術館』というのがあります。

ここに行くのを私はとても楽しみにしていました。というのは、17年前、大事な友人が、フランスから何度もエアメールをくれた中に、一枚の絵葉書。それがシャガールでした。
『あなたのイメージの絵があったので送ります』
その言葉と共に頂いた絵はがきはとても素敵で、シャガール美術館で実物をいよいよ観れるんだと、ワクワクしてました。
残念ながら実物は展示されてなかったのですが、美術館で観るシャガールの色彩は最高だったので、十分満足でした。


さてさて。

話はもどって、ここはノートルダムの北にある、近代美術館の売店です。

なんと。

こんなところに、私が頂いた、あの絵葉書が、ある!なんで???
まったく気にしてなったタイトルを裏返して確認してみました。


『View from Nortre Dame』
そう、
『ノートルダムからの眺め』。

ニースにいたシャガールが、パリ滞在中に描いた作品だったのです。

そりゃニースにないはずだわ。

そして、『ノートルダムへようこそ!』と、シャガールさんに言われているみたいで、シャガールを探す旅はここまで続いたのでした。

夕方に、ゆっくりと植物園に移動すると、そこはまさに天国!美しい花の共演。。。
樹も、樹齢200年とか300年でも十分立派で、ここではアカシアの樹には出会えなかったのですが、とても気持ち良い時間を過ごすことが出来ました。
桜も満開でした!!








というわけで、旅のご縁は人のみにあらず。。

嬉しい1日でした♪

ノートルダムの出会い~その1~

こんにちは。まだパリにいます。

先日、とても行きたかった場所に行きました。

ノートルダム寺院の近くです。

そこには、樹齢400年のアカシアの樹が2本、あるそうです。

一本は公園に。

もう一本は植物園に。

その二本のアカシアを探しに行ってみました。


なぜかというと、私の大好きな絵本作家、いせひでこさん。

彼女の絵本の舞台が、この公園と植物園になっている作品があるからです。

2011年、私は、いせひでこさんの絵本に出会って、やっと東北へ行く決心をしました。
私に何が出来るだろうか?役者として、出来ることは?
ずっと考えていた末に、いせひでこさんの絵本と出会い、子供たちに絵本を読みに行こう!と決めたのです。
いせさんの絵本は、大人でも十分楽しめるものもあるので、そういうものは、関東地区のチャリティコンサートでもやらせて頂き、そうして集まったお金で東北へ行かせて頂いています。

語るには向かない作品ですが、私が初めて手にしたのが、『ルリユールおじさん』という絵本。これが、パリが舞台だったのです。

 
いせさんの絵本は、青がきれいなのも好きです。
 
他にも、パリが舞台の作品がいくつかあり、とても素敵ですので、ご興味ある方は本屋さんで手に取ってみてください。
 
 
さて、ノートルダムの駅を出ると、公園に行く前に、素敵な本屋さんに出会いました。
 
『SHAKESPER & COMPANY』

役者としては、入らないわけにはいきません。
まったくどんな本屋か知らずに入ってみると、、、、
ものすごく素敵!!!!
階段を上がると、何やら小さなベッドや、小さなブースで中にタイプライターがあったり、た~くさんのメモが貼ってあったり。
どうやらここに来たくて来た人がたくさんいらっしゃる模様。
 
他にも、気持ちよさそうな、居間のような部屋があったり、猫がいたり(置物かと思うほどスヤスヤ寝てました)。
勿論、全ての空間にびっしりと本棚があるのですが、、、、
木漏れ日を浴びている小さなベッドに腰掛けてみました。
人の『喜び』というエネルギーでここは満たされています。
 
古いお店ですが、とても気が通っています。
試しに、心の中で、投げかけてみました。
 
『今、私は何をすべきですか?』
 
すると、本棚から嬉しそうに返事がありました。
 
『ここには素晴らしい作品が沢山ある!それを人に伝えるのが君の仕事!!!』
 
『僕たちの作品を伝えて!』
 
それは本棚からなのか、その作者たちなのか。。。そんな返事がありました。
 
私がしたいこと、していくことそのものを背中を押された気分になり、じわ~~っと、心が嬉しくなりました。
 
 
優しい光を浴びた、天井までの本棚たち。
 
ここは、すごくいいところみたいだな。そう思って、後にしました。
 
 
ホテルに戻ってから調べてみると、由緒あるお店でした!ここは無一文の(いまどき居るのかな?)若い作家が泊まれるようになっていて、お店の手伝いをすれば無料で滞在できる、という本屋兼作家宿でした。
 
詳しくはウィキペディアをどうぞ。→SHAKESPER & COMPANY

どうりで、タイプライターが沢山!しかも、今は2代目のお店だそうで、初代のSHAKESPERE & COMPANY には、ヘミングウェイや、フィッツジェラルドもよく来ていたそうで!!!
私は、フィッツジェラルドの妻、ゼルダの生涯を描いた一人芝居をやらせていただいたことがあるので、こんなところで、ニアミスが起こるとは思わず。
ああ、やはり再演しなきゃな~、と、ふと思ったのでした。

さてさて。アカシヤの樹。公園のアカシヤはすぐに見つけられました!
 
何だかお化けみたいですが、この真ん中にある樹がその模様です。幹はコンクリートでフォローされながら立っています。この公園で、集う人々を見守り続けてるんでしょうね(^^)。
 

『お招きただいて光栄です、ありがとうございます。』と、心の中で挨拶してきました。
 
優しく木の葉を風で揺らせて、応えてくれたような・・・・。
アカシアさん、ありがとうございました~!
 
さて、植物園へ行く前に、今度は直樹さんのリクエストで、セーヌ川を越えて、近代美術館に行ってきました。
 
 
またまたここで小さなご縁!
 
~つづく~
 
 

2014年4月4日金曜日

晴れの日

順序が逆となりましたが、お陰様で3月16日に、親族のみでお披露目会をさせて頂きました。

思いのほか手作りの会となり、招待状から当日の卓上花、引き出物・引菓子と、手作り満載でやらせて頂きました。

つくったこともない紅白まんじゅうを練習し、やったこともないフラワーアレンジメントの本を読み漁り、引き出物や引菓子とは何ぞやと勉強し、これほど人生で大切な学びはないなと実感し、手作りにしてよかったと思いました。

直樹さんはミシン男子ですので、皮でポーチを作り、それぞれのご家族の名字が刻印された札をつけておりました。

なんせ、親族のみとは、目上のお世話になった方ばかりでございます。失礼がないだろうかと、とても心配になりました。

しかし、ここで助けてくれるのはやはり友達です。

隔月くらいで、出張ヘアカットをしてくれている、元美容師のみずほさん。私の大好きなヨガ友達です。
事前の私たち二人のカットやヘアアレンジの相談をしたら、なんと当日もヘアセットに来て下さることに。彼女は水戸に住んでいるので、遥々でございます!
前日からうちに泊まってもらい、思いのほか苦闘した卓上花の作成まで手伝っていただき、たった3時間しか寝ないで、私の髪を結いあげてくれました。

まだ着物も来ていないけど、髪が出来上がった時、思わず声が上がりました。

『ええ!この髪、どこから来たの?!』
短い私の髪の毛を、とってもきれいにアップにしてくれたんです。

『みずほさん、これで本当に晴れの日になったよ!』

そういうと、みずほさんも嬉しそうに、

『よかったよ!おめでとう!』

と言ってくれました。なぜか二人で涙目。
彼女の全力の祝福が本当に心に沁みました。

そして、会場へ行くと、今度は地元のこれまた心強い友達、和泉澤夫妻。
奥さんの通称ぴいちゃんは、もと呉服屋店員。着物と言ったら彼女ほど頼れる人はいません。
私が成人式に母が用意してくれていた着物。久々のご対面です。
振袖には、卒業式、成人式、花嫁でそれぞれの着方があるのですね。

これまた、何度か相談して、小道具も貸して頂いたり、レンタルしたりして、とっても素敵に着付けて頂きました。
『ちょっと苦しいかもしれない。』
そういって、ぴいちゃんが帯をぐっと締めたとき、身体に着物がしっかり纏われて、これが身に纏う(まとう)という事なのだと驚きました。
『全然苦しくないよ、ぴいちゃん!むしろ心地よい!』
と驚く私。
『よかった!そういってもらえるのが一番嬉しい!』
とぴいちゃん。
このかた、只者ではありません。

二人とも仕事の顔がとても美しくて、その美しさを存分に私にも込めてくれました。

直樹さんも紋付袴を纏い、、、、なんか新人落語家みたい(笑)。
でも、素晴らしく晴れの日にしていただきました。

そして、撮影してくれたのは和泉澤の旦那。
彼は、親族のようなもので、父の大学の後輩で、父の仕事を手伝ってくれた時期もありました。
とても身近な友人です。
お陰様できれいな写真も残せました。



 
この良縁の全てに感謝して。
 
一生ものの、晴れの日に感謝でした!!
 

いつの間にかシリーズ。

バックパックハネムーンに来ています。
昨日からパリに来ました。

さて、ほぼ旅程が折り返しに入りまして、すでに10日が過ぎました。

その間、いつの間にか、直樹さんが撮影していた、(ひょっとしたら私だけが)知られざる私の写真シリーズです。









 
大体パソコンの前にいますが。。。。
 
 
これ、単なるおっさんじゃないですか・・・・!背中広すぎるでしょっっ。
 
直樹さんは、ちいさいおっさんと新婚旅行中だったという新事実・・・・・・!
 
 
もう少し女性ホルモン優位でもいい気がしたのでした。。。