2009年7月21日火曜日

システマセミナー

7月18日、大好きなシステマのセミナーへ参加しました。

ヴラデミア・バシリエフ セミナーです。

英語名はブラッド。みんなブラッドと呼んでいる、カナダ在住のシニアインストラクターが来日しての、セミナーです。
(システマはソ連崩壊後、亡命してトロントに本部があるそうです。そこから世界に広まったとか。モスクワにもマスターがいます。)

システマを今年の1月から本格的に始めて、2度目のセミナーでしたが、今回は予定がぎっしりだったので、初日だけの参加でした。

この初日は、寝転がって、ゴロンゴロンと、転がったり、ダラーンと、誰かの上に横たわったり、かと思うと、上に何人か横たわっている所から脱出してみたり、とても面白かったです。

ただ、参加者が多方面から集まっていいたため、いつもに増して知らない人が多く、私の首筋はカチーン、と緊張。必死に呼吸して、リラックスしようとするのですが、なかなか緩まないまま、一日が終わってしまいました。これは残念。

ブラッドは、セミナーに参加している誰よりもシステマを楽しみながらデモンストレーションを見せてくれました。というか、誰よりも楽しむ術があるのでね。当然と言えば当然ですが、
私には、『こうやって楽しむんだよ』と、遊び方を教えてくれてるように見えました。初日だからかもしれません。

嬉しかったのは、力を使わない、体重差を問題としないワークがいくつもあって、自分より重い男性が上に横たわっていても、『大丈夫』と分かるだけで体が緊張しないで、動ける、という体験でした。

武術って、とある辞書を引くと、
『武士が戦いのために身につける技術』
と出てきますし、
実際システマは、最強の格闘技とか、そもそもロシアの特殊部隊のためにつくられたものであるとか、本当に『戦う』ためのもの、のように捉えられています。

女性でも、格闘技が好き、とか、護身術に、とか、けっこう強い人が集まってたりします。

ところが、私は大分へなちょこで、大勢の男性の中で参加すること自体、今でも時々緊張します。ビクビクしてます。
ライバル心とか、競争意識とか、戦闘意欲とか、内在しているだろうけど、全く興味がありません。


ただただ、ロシアという大国ならではの発想の感覚に興味があって、しかもヨガよりも体が変わるようだ、と聞いて、システマを始めました。


と言うわけで、『力いらず技』、すごい好きです。
システマに来てから、これにハマり続けています。
改めて、私こういうの好きだな〜と実感しました。

システマは力いらず技を始め、生活に反映できるヒントが沢山あります。
私は、戦うためのものではないと感じています。

むしろいろいろなものがそうであるように、『よりよく生きるため』のものだと思います。

あえて言うなら、最高の避難訓練だと思います。
『いざというときパニクらないために』
という練習です。
頭も心も、関節も筋肉も柔軟に使う練習です。

で、私はまだパニクります。
100人くらい中、女子2人とかって割合で、全員でもみくちゃになって床でゴロゴロ転がって、乗ったり乗られたり、巨大肉団子みたいになるともう、カッチカチに全身固まります。
冷静な優しい男子が持ち上げて逃がしてくれたりしましたが、もう感謝と尊敬です。

ケロっと 立ち向かえる心の強い女子になりたいです。
緊張するのはある種自意識過剰で、ほんと、恥ずかしいです。私、何様だよ、って。

でも、一日だけでも参加出来て楽しかったです。ブラッドと次に会うときは、私ももっと楽しめる自分になっていたいと思いました。

セミナーの様子等、お世話になっている、インストラクターのブログで是非ご覧下さい。このかたのブログを読んだらあなたもシステマをやりたくなるかもしれません。うふふ。


こちら☞   ロシアの武術 システマブログ