2010年5月2日日曜日

インド、恐るべし  〜言葉なんていらないのさ編〜

今回はブッダガヤの思い出を。

デリーからインドへ入り、最初に向かった街、ブッダガヤ。
ここで子供達との楽しい交流をしました。

私がブッダガヤで訪れた、『ミネハハ・フリーエデュケーション・スクール』は、ミネハハさんという日本人歌手の方のお名前でつくられている、学費、給食費、制服、すべてを無償で提供している学校です。

子供達は遠くの村から歩いて登校してきます。

とっても、げんき!

最初に訪れた時は朝の朝礼中でした。200人くらいの子供達は私達日本人を見ると、全員起立して小さな手を胸の前で合掌して『ナマステ〜〜〜〜!!!』と挨拶してくれました。

そのあと、各教室にぎゅうぎゅうに座る子供達の前で自己紹介をすると、皆も一人ずつ自己紹介を始めてくれました。

60人くらいかなあ。ずっっと自己紹介です。
『メラナーム、○○クマリ!』(女の子)
『メラナーム、○○クマール!』(男の子)

って感じで。

沢山の子と、沢山コミュニケーションするのですが、言葉の壁が完全に崩壊しています。

みんな、目を合わせて、笑顔で声出してればおっけい!
私も驚くくらいに心が通じ合っているのが分かります。

そしてみんな、ちょっとだけ覚えている日本語を楽しそうに話してくれます。
『イッチ、ニー、サーン・・・・』20まで続きます。なぜかみんな20まで制覇しています。

とか、顔の部分を指差して、『メー、ハナー、クチビルゥー、マユゲー』とつづきます。
女の子達はここはなんて言うの?と言いながらお尻をさすので
『オシリー!!』っていいながらオシリを掴んであげると、キャーーッと喜んで走り回ります。

沢山のグループから、『アーイー、カムカム!』と呼ばれて、どこに行ってもそんな感じです。

これで1日が終わってしまうくらいに、子供達は楽しんで帰っていきます。

言葉を超越して楽しめる子供達の才能に、言葉の奥にある伝えたい、通じ合いたい気持ちの大切さを、身体で教えてくれた一週間でした。

でもインドは多言語国家。もともとインド人同士でも言語が違うことは日常茶飯事で。
ほんとにどこに行っても、勘のよさがコミュニケーションを左右します。
日本語知らないインド人でも、途中から日本語で話してても、ふつうに理解してたりします。


ほんと、インド、恐るべしデス。