2011年8月12日金曜日
安曇野にて、コンサート鑑賞
さて、父の公演の翌日、長野は松本へ行きました。
この日は、広島の原爆が落ちた日、ということで、平和を祈る、フルートとピアノ、そして紙芝居のコンサートを、戦時中に大切に保管されていた丸山卓実さんの絵画をバックに催されました。
オリジナリティ溢れる紙芝居、そして、瑞々しい音色のフルート。
フルーティストの貴菜ちゃんは松本のお友達ですが、彼女の音色が私は大好きです。
去年からまた一歩成長している貴菜ちゃんの音に、気持ちよいひとときを過ごしました。
そして、本番後に、ゆっくり一緒に食事をしながら、楽しいひとときを過ごしました。
貴菜ちゃんの大叔父さんは丸山卓実さんといって、戦時中に美術の先生をしていました。
その後中国へ行かれますが、この戦時中の生徒達の描いた絵、そして、自身で描かれていたエスキースが、綺麗に保存されたまま、去年、実家の屋根裏から発見されたのです。
当時の生徒さん達は今は80代です。
昨年のクリスマスには、この作品達が、ご存命の生徒さん達に返還されました。
その絵達は、こちらのブログに載せてあります。
子供の絵
そしてこの日は、『一枚の絵のある音楽会』主催として、
丸山卓実さんの絵が飾られた舞台で、広島、原爆、平和を想い、美しいフルートとピアノの演奏が合った訳です。
大叔父も、芸術を愛し、貴菜ちゃんもそうであること。
おじさんの絵に囲まれて演奏をしている貴菜ちゃんを見ていると、卓実おじさんに、きっと守られているね、と、優しい気持ちになるのでした。
紙芝居の濱さん、貴菜ちゃんのお母さん、貴菜ちゃん、ピアノの容子ちゃんと。
とてもゆっくりとした、贅沢な時間でした。