2011年8月11日木曜日
桜の道で、いつかまた。
しばし何も更新出来ませんでしたが、今日は頑張ります!
いつもの倍の早さでキーボードに向かっております。
事後報告で大変悔しいのですが、8月5日に父の劇団の恒例夏の公演がありました。
今回のタイトルは
『桜の道で、いつかまた』
小野川邦夫 作・演出 の新作ホヤホヤです!
定年した中学時代の同級生が、桜の下に埋めたタイムカプセルを掘り起こしにいく所から、物語は始まります。
かつてマドンナだった女性は、アルツハイマーになり、編集者だった男性は喫茶のマスターになり、
ある者は寺の跡を継いで坊主になり、担任の恩師に憧れて、母校の校長となり、廃校まで勤め上げる男性、定年後の第二の人生がまだ定まらない男性も...。
現代の中高年とその子ども達にはなじみのある風景が広がっていきます。
かつて担任をしていた教員は、かつての夢を思い出し、80を超えているにも関わらず、遥かロシアの地へ、巡礼の旅へ出ます。
昔のタイムカプセルを掘り起こして45年前の夢を思い出し、人生を振り返り、そして、これからの人生のために新しいタイムカプセルを埋めます。
震災の話しも、ちゃんと出てきます。
前向きなエネルギーの広がる空間。
笑うおばちゃん。
明るい紀伊國屋劇場でした。
父達の芝居には、紀伊國屋は合っていると思います。
本当に、おつかれさまでした。
そして、劇団の方々と時を重ねられたことに、心から感謝しています。
幸せです。