7月6日、南三陸のドキュメンタリー映画、『うたごころ』2012年版を観てきました。
昨年、2011年版を拝見し、わたしは、うたの力に圧倒されましたが、
広告費を一切かけず、上演の収益を全て寄付に回してきた、榛葉監督の謙虚さと勤勉さに感銘し、ぜったい観ようと思っていたのでした。
『うたごころ』は、一人の女子高生にフォーカスを絞って、現地の人々の現状を追っていきます。
最初は、関西のビッグコーラスグループの代表のかたの南三陸訪問から映画はスタートします。
そして、避難所で歌った時、じっと、前のめりで見入っていた少女がいました。それが国琳さんでした。
高校生の想いを通して見つめる被災という現状。
今回の2012年版は、2012年の出来事にフォーカスを絞るのかと思っていましたが、そうではなく、2011年から、じっくりと流れていきました。
でも、私は、改めて感じました。
2011年は、東北の人にとって、なんて長かったのだろう、と。
こんなに、遅々と、物事が進まず、心は、もっと進まず、生き残った人は、感謝はいっぱいなのに、喜びはない。本当には喜べない。
2012年バージョンで初めて目にする光景も、幾つも出てきて、その度に涙が止らず、身体を震わせて泣いてしまいました。
上映会のあとも、監督のお話で、被災者のかたが生きる希望を失っているお話を聞き、また切なくなり、最後にサプライズで駆けつけてくれた国琳さんのお話、
「何より悲しかったことは、私達のことが、"わすれられていた”ことです。心の奥底でもいいので、わすれないでいただけたら、と思います」
という言葉に、また切なくなりました。
自分の街が、消える、大切な人が、流される、家も、仕事も、財産も、なくなる。
どれをとっても、まるで悪い夢を見たように聴こえますが、新幹線で数時間行けば、そういう状況の人が、沢山いらっしゃるのが今の日本です。想いを馳せつづけるためにも、このような活動をしている人とつながり続けたいと思いました。
自主上映会をして下さるかたを募集しています。
ご興味あるかたは、是非、手を挙げてください。
私が観た会は、早稲田の学生さんたちが主催してくれました。
うたごころホームページ
昨年、2011年版を拝見し、わたしは、うたの力に圧倒されましたが、
広告費を一切かけず、上演の収益を全て寄付に回してきた、榛葉監督の謙虚さと勤勉さに感銘し、ぜったい観ようと思っていたのでした。
『うたごころ』は、一人の女子高生にフォーカスを絞って、現地の人々の現状を追っていきます。
最初は、関西のビッグコーラスグループの代表のかたの南三陸訪問から映画はスタートします。
そして、避難所で歌った時、じっと、前のめりで見入っていた少女がいました。それが国琳さんでした。
高校生の想いを通して見つめる被災という現状。
今回の2012年版は、2012年の出来事にフォーカスを絞るのかと思っていましたが、そうではなく、2011年から、じっくりと流れていきました。
でも、私は、改めて感じました。
2011年は、東北の人にとって、なんて長かったのだろう、と。
こんなに、遅々と、物事が進まず、心は、もっと進まず、生き残った人は、感謝はいっぱいなのに、喜びはない。本当には喜べない。
2012年バージョンで初めて目にする光景も、幾つも出てきて、その度に涙が止らず、身体を震わせて泣いてしまいました。
上映会のあとも、監督のお話で、被災者のかたが生きる希望を失っているお話を聞き、また切なくなり、最後にサプライズで駆けつけてくれた国琳さんのお話、
「何より悲しかったことは、私達のことが、"わすれられていた”ことです。心の奥底でもいいので、わすれないでいただけたら、と思います」
という言葉に、また切なくなりました。
自分の街が、消える、大切な人が、流される、家も、仕事も、財産も、なくなる。
どれをとっても、まるで悪い夢を見たように聴こえますが、新幹線で数時間行けば、そういう状況の人が、沢山いらっしゃるのが今の日本です。想いを馳せつづけるためにも、このような活動をしている人とつながり続けたいと思いました。
自主上映会をして下さるかたを募集しています。
ご興味あるかたは、是非、手を挙げてください。
私が観た会は、早稲田の学生さんたちが主催してくれました。
うたごころホームページ
サプライズで来て下さった、国琳さん |