2012年11月16日金曜日

最終稽古、終了!

今日は、ピエタの最終稽古でした。

5人で奏でる、ピエタ、という物語。それは、一人でやっていた時の何倍も厚みがあり、力があるものに仕上がりました。

複数人数でやるため、普段は2、3回の稽古で迎える本番ですが、何回稽古したでしょう・・・・?

演出してもらう日、自分たちで確認・練習する日。舞台の稽古ほどではないにしても、だいぶ回数を重ねました。

7月に読み合わせを始めてから、約5ヶ月。稽古回数以上に、日常の中で、この作品に携わる事を意識し続け、模索し続けた日々。

それは、作品への解釈をそれぞれが『発酵・熟成』させた時間となりました。

おとといから続いた最後の3回の稽古は、夜間だけで、賞味3時間ずつくらいの、とても短い稽古。

その稽古中に、本番のように入場から練習して、みんなで1列に並ぶと、
 『このメンバーで、本番をもうすぐ迎えるんだ』という喜びが、胸にグワっとこみ上げてきます。

そして、今日の稽古で、最終調整が整いました。不安要素は、はっきりと整理して。

あとは、覚悟と確信をもって、挑むだけです。

年間に何本も、何十ステージもこなすようなやり方は出来ませんが、だからこそ、こうして複数の人と仕上げる1本が、とても尊く、大切です。

ピエタに関わって下さった方々は、今まで、本当に素晴らしいメンバーばかりです。
勿論、今回も最高です。メンバーに、深く感謝です。
この贅沢な時間、沢山の方とご一緒に過ごしたいと思います。

週末は、どうぞピエタを観に、感じにいらしてください。
昨年6月、ローマのスペイン広場にて。ピエタの冒頭に出てくる場所です。