2012年11月19日月曜日

ピエタ5人朗読会、無事に終了しました!

ピエタ4人、もとい、5人朗読会は、お陰様で無事に終了しました。

今までピエタを見に来てくださった方、そして、初めて来てくださった方、そして、何度もやってきた、私と直樹さん、初めて挑戦してくれた主藤さん、潤平くん、ゆめ。


みんな、等しく涙を流して、心揺さぶられて、毎回とても新鮮な『ピエタ』を織り成すことができました。

お客様もどんどん増え、最後はちょうどいい感じに満席。

空間も、会場も、すべてが整っていました
。実は、私と夢は、ダブルキャストで、友子をやったり、ナレーションをやったり、2パターンやっていました。どちらがいい、とかではなかったので、そこは強調しなかったのですが、『違いが面白い』という評価をいただくようになり、最後には、『両方観たかった』と仰てくださった方もいたので、次回があれば、そこも宣伝したいと思っています。


とにかく、ずっと、ずっと、感謝の日々でした。

共演者の皆様、日々足を運んでくださったお客様、来れないけど成功を祈ってくださった皆様。

そして、今回の会場は、お向かいにとてもとても大きなけやきの木が立っていて、触れるだけで心がほどけ、風に騒ぐ葉の音に背中を押され、1階のカフェでは美味しいコーヒーが飲めました。

本当にいろんなもの、いろんなことが、私たちを支えてくれました。

そして、とても楽しく、安全に、今回が終わりました。




みなさん、本当に、本当に、ありがとうございました!


 夢が主役バージョン↑
 
 私が主役バージョン↑
 
直樹さんは、ローマのストリートミュージシャン風に♪↑
 
 
 


2012年11月16日金曜日

最終稽古、終了!

今日は、ピエタの最終稽古でした。

5人で奏でる、ピエタ、という物語。それは、一人でやっていた時の何倍も厚みがあり、力があるものに仕上がりました。

複数人数でやるため、普段は2、3回の稽古で迎える本番ですが、何回稽古したでしょう・・・・?

演出してもらう日、自分たちで確認・練習する日。舞台の稽古ほどではないにしても、だいぶ回数を重ねました。

7月に読み合わせを始めてから、約5ヶ月。稽古回数以上に、日常の中で、この作品に携わる事を意識し続け、模索し続けた日々。

それは、作品への解釈をそれぞれが『発酵・熟成』させた時間となりました。

おとといから続いた最後の3回の稽古は、夜間だけで、賞味3時間ずつくらいの、とても短い稽古。

その稽古中に、本番のように入場から練習して、みんなで1列に並ぶと、
 『このメンバーで、本番をもうすぐ迎えるんだ』という喜びが、胸にグワっとこみ上げてきます。

そして、今日の稽古で、最終調整が整いました。不安要素は、はっきりと整理して。

あとは、覚悟と確信をもって、挑むだけです。

年間に何本も、何十ステージもこなすようなやり方は出来ませんが、だからこそ、こうして複数の人と仕上げる1本が、とても尊く、大切です。

ピエタに関わって下さった方々は、今まで、本当に素晴らしいメンバーばかりです。
勿論、今回も最高です。メンバーに、深く感謝です。
この贅沢な時間、沢山の方とご一緒に過ごしたいと思います。

週末は、どうぞピエタを観に、感じにいらしてください。
昨年6月、ローマのスペイン広場にて。ピエタの冒頭に出てくる場所です。

2012年10月25日木曜日

無音、音、ことば。

先日、宮古島にて、コンサートへ行かせて頂きました。


素晴らしいメンバー、スタッフ、お客様。
そして、海、無人島、夕日、月、星。。。


素敵なものが全部そこに凝縮していました。


私は雑務をお手伝いさせて頂いたのですが、音楽でつながる、この空間に心から感動。

相変わらず、音楽のすばらしさに、頭が上がらない想いでした。

私のやっていることは、とってもお客さんを選び、空間を選んでしまいます。

でも、やっとあきらめがついたと言うか。開き直れたと言うか。音楽が素晴らしすぎて、心に決着がついたのでしょうか。
仕方ない!という前向きな気持ちになりました。

私が偉大だと思うもの、ベスト3は、

1位 無音
2位 音
3位 ことば

です。

その、無力さを知っている事も、強みなのかもしれません。

ことばのちから。
うたのちから。
音楽のちから。
無音のちから。

ちょっとずつ、世界が溶け合っていく、最初のステップとして。
ことばに命を吹き込みつづけるのだと思います。
ことばを慈しみ続けたいと思います。
微力も、また力、ですね。
もうすぐ、ピエタ朗読会です。頑張ります。
宮古ブルー、とっても綺麗でした♪風と波の音を思い出しつつ。

2012年10月3日水曜日

リトルツリー、増版されました!

昨日の『ひかりの庭』ライブでやらせて頂きました、リトルツリー(葉祥明さく・え) 。
絵本語りチャリティライブでもご好評いただき、皆さんに絵本も紹介したかったのに、以前は絶版寸前で、残りの在庫12冊を販売させていただきました。

その時は、ひと会場、2冊ずつしか販売出来ず、子供達が一足遅れて買えなかったり、こちらももどかしい、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

ところが、嬉しいことに、この絵本、増刷されたんです!!!やったー!!

昨日のライブ会場で販売した在庫が、若干残っております。

いぜん、各会場で、リトルツリーが欲しかった方、または、昨日、会場で買いそびれた方、是非ご連絡ください。

info☆haruguchiai.comまで。(☆を@に代えてご利用ください)
『リトルツリーの絵本』という件名で、メール頂ければ対応します!

 お問い合わせ、お待ちしております!


『ひかりの庭』、無事に終わりました!

お陰様で本日は『ひかりの庭』のライブが、無事に終わりました!

とても楽しい時間でした!

カナリヤの音色、絵本がたり、そしてneomii &the moonbow の、歌!


久々のライブハウス、でも自主的に参加するのは初めての体験だったことに気づいたのは、リハ中。

あれ?私大丈夫?緊張…。

でも、人とやるって素晴らしい!

皆さんの音に心がほどけて、とても伸び伸びとやらせていただきました。

前日は公園でリハーサルをして、沢山の緑と、光を充電。

そんなエネルギーも、どんどんからだの中から湧いてきました。

会場に来てくださった方、来れなくても成功を祈ってくださった方。
本当に皆さんにエネルギーを頂いて、楽しい時間となりました。


有り難うございました!!

昨日の公園リハの写真。パチリ。

2012年9月27日木曜日

秋は、ピエタも深まります。



さて、どんどん宣伝します!
いつもギリギリにお知らせしてしまうので、今回は頑張ります!

お世話になり続けています。文藝春秋さんから出版されている浅田次郎原作『月のしずく』(文春文庫)の最後に載っている短編、『ピエタ』。
この度は、友達の大野くんがこれまた素敵なチラシを作ってくださいました。
皆さんに早く(チラシを)観て欲しいので、急いで宣伝始めたのが本当の事情です。

今回は、4人+ギタリストで、やらせて頂きます。

深みが、間違いなく増します。

芸術の秋、そんな事もあっていいのではと、思っています。

ピエタ、まだ観てない方、そして、一人バージョンに飽きた方、新鮮な月のしずくを、探しにいらして下されば幸いです。

1人+1人=2以上。 役者+役者+役者+役者+ギタリスト+あなた=?・・・・

皆さんとひとつになれる、『朗読』という、不思議な、そして神聖な世界。
ぜひぜひ、ご一緒しましょう。
ハンカチを、忘れずにお持ちくださいね。

ご来場心よりお待ちしております。



ご予約は、
info☆haruguchiai.com
(☆を@に代えてご利用ください)

まで、お待ちしております!
ご希望日時、枚数、お名前、ご連絡先(メールまたは電話)
をご記入下さい。


2012年9月26日水曜日

10月2日は、ひかりの庭へ♪

久しぶりにライブハウスにお邪魔します!

ライブハウスは、2月(確か)のカナリヤとの共演以来、そして今回もカナリヤと共演します!
嬉しいです!

カナリヤは、フルートの木村和美ちゃんと、ピアノ&アコーディオンの梅野絵里ちゃんの二人組。
なんと、オリジナルの切り絵の紙芝居に合せてファンタスティックな音楽の世界に誘ってくれます。

今回のかわいいチラシも和美ちゃんの切り絵かと思いきや・・・
なんと、neomiiさんの作成でした!
音楽をされる方は、手先も器用な方が多くて、本当に尊敬です。

neomii&the moonbowさんは、大地につながる、大地に響くような、とっても生き生きとした音楽と、歌の世界を届けて下さるバンドです。

いつも、朗読でギターを弾いて下さる、下舘直樹さんが所属しているバンドでもあります。

私は、最近、お子さんが居る環境でママとヨガをする時に、このバンドのCDを使います。
決して子供向けではないのですが、リラクゼーションミュージックより、リラックスして、子供達が落ち着くんです。
みんなで口ずさみたくなるフレーズも多いので、絵本語りで東北へ行く時も、歌を提供して頂いています。子供も大人も楽しめるバンド!

私は、カナリヤの二人と短編の朗読でご一緒させて頂き、更に絵本語りを直樹さんのギターでやらせて頂きます。

また新しいお客さんとの出会いがあるのがとても楽しみです。

いろいろ模索中の絵本語り、こういう時は、しっかり原点に戻って、作品の素敵さを皆さんに味わって頂けるように楽しみたいと思います。

なんと!こんなに素敵な動画も作成して下さいました!neomiiさん、ありがとうございます!みなさん、ぜひ、こちらだけでもご覧下さい!




週の真ん中へ突入する火曜日の夜ですが、これで、週末まで乗り切れてしまう事請け合いです。
ご来場、お待ちしています!

◆ひかりの庭◆
~音と言葉の語り部たち~
2012.10.2(tue)
【会場】吉祥寺マンダラ2
TEL/FAX:0422-42-1579
http://www.mandala.gr.jp/man2.html
【開場】18:30 【開演】19:30
【料金】2500円+1drink
【出演】 ※出演順
◆カナリヤ
すずきかずみ (fl. 切り絵) うめのえり (accod. pf)
http://ameblo.jp/canariya-book/
◆春口あい
春口あい (絵本語り)  下舘直樹(g)
http://www.haruguchiai.com/profile.html

◆neomii & the MoonBow
neomii (vo) 下舘直樹 (g) 芳晴 (二胡) くどうげんた (perc)
http://neomii.net/





2012年9月25日火曜日

少しだけ、豊かな人生に。

先日、大磯エピナールという、素敵なスタジオ内のカフェにて、リトルツリーのライブをしてきました。

今回は、音楽朗読劇の方で、ピアノの演奏で、14曲の歌を物語に載せて、二人のシンガーが歌い、私は、ナレーションをしました。


夜は、レセプションパーティーがあり、ミュージシャンもいろいろ揃ったので、セッションをしていただきました。

今宵限りのメンバーで、今宵限りのセッション。

ピアニスト、ギタリスト、ジャズシンガー、ゴスペルシンガー・・・。

これだけ集合したら、楽しくならないはずがありません。

案の定、素敵な楽しいひとときとなりました。

音楽人が揃うと、ぱっと楽しさに豊かさが上乗せされます。上質な夜になります。

素敵でした。

音楽って、すごい。

言葉って、なんて微力なんだろう、役者って、なんて無力なんだろう。。。


最近の私の悩みです。


でも、こういうシーンに何度か立ち会わさせて頂くと、かつて、私が悩んでいたときに頂いた一言が蘇りもしました。

『ギリシャで始まった芝居は、社会をよくするために生まれた』

世の中を、良くするために。
そんな大きい感じでなくても、今日を、良くするために。
そして、そんなに意気込まなくても、少しだけ、豊かな心になるために。

そのために、芝居を、朗読をやる自分を、大切にしたいと思いました。
どうしても、生きていくために、お金にするために、価値を生み出すために、芝居をどう続けていくか、考えがちですが、ギャラのためではなくて、この日のミュージシャンの皆さんのように、
このひとときが、少し、上質で楽しいものになるために。

自分の何かがつかえたらいいなあ、と、しみじみと、学んだ夜でした。

大磯エピナール、とても素敵なスタジオです。
みなさんのインスピレーションで是非是非ご利用下さい♪


 

2012年9月7日金曜日

いわきへ行ってきました!2

さて、梅香保育園へ!

久しぶりにお会いする先生方の顔を見ると、嬉しくなってきます。

今回は、園長先生ともお会いする事が出来ました!

子供達はずいぶんしっかりしていて、来月の運動会へ向けて、年長さんはマーチングバンドの自主練習中!自主ですよ、自主!
『次、”さんぽ”だよ〜!』
『え?そうだっけ?』
『先生に聞いてくる!』
『”さんぽ”だって〜!』
『ほらね!さんぽやるよ〜』
と、曲目の順番を話し合う5歳児。すごい!自分達でどんどん進行中!

 そんな中、セッティングを始めます。
さて、10時。
前回と同じく、大量な園児が集結。110名くらい。
うーん、やはりこの人数って新鮮。

そして、2冊の絵本。
1冊目、『アンジュール』。
言葉のない絵本。犬の物語。
おねえさんは読んでくれない、でも、音が導いてくれる。その感覚にハマって行く前の方の子供達。
人数多すぎて、後ろの方の子達はだれます。
いいんです。大人になったとき、あれってなんて絵本だったかな〜?と、そのうちの一人二人が思い出してくれれば。
だから、私達は、分からなくてもいいけど、きっと分かるよね、と、子供を信じてお届けします。
親でも、保育士でもない、大人からの贈り物。
 2冊目、『こんとあき』。
これは、大体半分くらいの子供が知ってる。
お話しも分かり安いので、さっきより集中。

そして、レクリエーションタイム。
梅香保育園の子供達は、元気!活動的!
私達の差し出した遊びにインスピレーションを感じて、どんどん自分の好きなものへ集中して行く子も。
いいんじゃない?それで!
そんな子は、自由に遊んでてもらいつつ。みんなで身体を動かして、おわり!

直樹さんのギター、やっぱり気になるみたいで、おそらくここから先はダメ、というギリギリのラインまで、競りよって、ギターに食い入る子供も、相変わらず壁のように直樹さんの前に立ち並びました。
足に鈴をつけて、リズムを取りながらギターを弾いた時は、そーっと直樹さんの周りをグルグル歩いて、観察に夢中だったり。

好奇心旺盛な子供達に、エネルギーをもらいました。

なんとなくですが、どこの保育園へ行っても、『励ます』ことよりも、『こうして、縁がつながっている』という状態を楽しむ事が大切なような気がしました。

みなさん、元気ですから。

で、再会って、嬉しいから。

そこが大切なのかもしれません。
また会える、嬉しさ。

応援されるよりも、淡々と、また会えた事の方が、人は嬉しいんですね。

次は何したら、また嬉しい、と思ってもらえるかな。
東北へ行く形もいろいろ考えて行きたいと思いました。

皆様の御陰様です。

本当に、ご支援ありがとうございました!

いわきへ行ってきました!

御陰様で、東北被災地激励行脚第3弾、無事に終了しました。
今回は、福島県いわき市の梅香(うめが)保育園へ。

再び来るとは思われていなかったようで、とても先生方が喜んで下さいました。
光栄です。

いわきと言えば、みなさん、スパリゾートハワイアンズはご存知ですか?
映画『フラガール』でも話題になった、フラダンスショーが観れる、プールです!

震災以降、復帰しても、お客さんはそうそう増えなくなったようで、震災後のドキュメンタリー番組で、フラガール達の特集を見てから、いわきに行く時は絶対行ってこよう!と思っていました。
ステージに立つ人を、私が応援しないで誰が応援するんだぁあ!!!とまあ、私の中だけで、熱くなってのです。

と言うわけで、(勿論、実費で!!!)ハワイアンズへ、前乗り!
到着すると、早速、ダンスショーが始まっていました!
 わ〜!本当にココナッツのブラなんですねぇ!!そして、いわきのフラダンサーは色白!
なんとも妖艶でした♪

久々のプール、張り切って浮き輪に乗り、浮かんでいました。。。
ああ、身を委ねるって気持ちいい。。。

はてさて、そうして、二日目、いわき駅周辺のホテルへ移動しました。

その前に、時間に余裕があったので、駅の周辺をぶらりとし、更に車で、海沿いの被災地を見てきました。
いわきから近い、小名浜の海岸です。

小さな町のようでした。漁村だったようです。
 誰もいない海。綺麗なのに、足を浸す事すら、叶いません。





再びいわき駅周辺へ戻り、ホテルへチェックイン。
翌日の朝から保育園で絵本を読むため、入念にリハーサル。
夜は、梅香保育園を紹介して下さった、保育士の先生と3人で飲みに行きました。

育児真っ最中、私と同世代の彼女の口から聞く情報は、どれも、現実的。
マスコミでは流れてこない、本当の現状、情報、いろいろ教えてくれました。
いわきから離れられない心のうちも・・・・。

今、いわき駅周辺の施設で検出される線量は0.15くらいです。
でも、梅香保育園は、0.08と、関東と同じくらい。だいぶ下がってきています。
国分寺のうちの近所の保育園で、0.07くらいです。
保育園が低いというのは、親ごさんも安心ですよね。

先生によるそうですが、一緒に飲みに行った先生は、子供を見送る時は、必ず、マスクをかけてあげてるそうです。
東京では、どうなんでしょうね?0.15ある地域もありますよね?
あと、ある小学校では、マスクで熱中症になる子供も居るので、校内では、マスクを外させることに決まったそうです。親ごさんの意思でマスクを着用させる場合は、子供に直接指導して下さい、というお手紙が来たのだそうです。
冷房もないし、子供達が自由に窓を開閉する小学校。
外と、中の線量はさして変わらないようです。

今の子供の現状、10年後の子供の将来、上手く両立してサポートしてあげたいですが、判断の非常に難しい問題もあると思います。

ナーバスになって疲れている、という事はないようで、人の順応ってすごいことに、線量を気をつけて生活する事が普通の生活となっているようでした。

野菜も、どこの地域のものを買うか、私達よりも敏感です。
東京の方がごまかされて、線量のある野菜も出回ってそうな気がして、ぞっとしました。

そんな訳で、楽しいひとときも幕を閉じ、いよいよ翌日は、保育園です!

つづく。

2012年9月2日日曜日

ギターラ&ユモレスカ!

 昨日は、神保町のワインバーにて、直樹さんとライブをさせて頂きました。
 お知らせを出来なかった皆さん、申し訳ありません。
 小さなお店、という事と、オーナーさんのご厚意で、『私達のために新しいお客さんを増やした方がいい』、と言って下さり、私達の知り合いには、声かけをしませんでした。
 お誘いしたい方は勿論沢山いらしたのですが、今回、新しいご縁をいただき、集客をお任せ出来た事は、本当に有難いことです。
 当然のように集客を任せる方もいらっしゃいますが、私のような無名で活動するものには、貴重な環境です。これまでも数カ所、そういう方のご厚意でやらせて頂いてます。
それだけの労力をかける価値がある、と認めて頂ける事は、本当に本当に有難いです。
【ギターラ&ユモレスカ〜スペインギターとユーモア小品の夕べ〜】というタイトルでお届けさせて頂きましたが、本当にユーモア溢れる夜となりました。
2部構成のはずが、いきおい余って、7部構成となりました。
また、東北行脚へのカンパも、沢山いただきました。今回知り合った女川のおばあちゃんの布草履やストラップを購入する資金にして、皆さんにライブ時に販売していきたいと思います。そして、売り上げを寄付すれば、商品を倍の値段で買った事になります!素敵だとおもいませんか?

最近は、絵本を読む人のようになっていましたが、久々のチェーホフでの大人なお話、朗読をしていても楽しかったし、皆さんも喜んでくださって、本当に楽しかったです。

第7部では、お店に残った皆さんと、即興ブルース大会!いやはや、みなさんとてもお上手でびっくりしました。

ほんと、芸の深さは人生の深さと比例するのですかね・・・。

直樹さんもウィットの効いたMCが炸裂!ユーモア小品のひとつとして、存在していました。ありがとうございました。

ご縁のつながり、そして、楽しい空間の共有。いつだってライブは凄いもんですね。
改めてそんな事を思いました。

声をかけられなかった皆さん、重ね重ね、申し訳ありませんでした。
次回はどんどん声かけします!
10月2日、吉祥寺マンダラ2です!(今日は告知しませんでしたが!)

2012年8月31日金曜日

山根麻以さん、AHSA+ FREEDOMのライブへ!

以前から、瞑想会でお世話になっている、山根麻以さん、別名ASHA+ FREEDOMのライブに初参戦してきました。

かつて、『cowboy bebap』の『blue』という歌を歌われていて、いまや業界では、麻以さんのバックコーラスが入るCDは売れる、と、話題になり、そうそうたるビッグアーティストのレコーディングに携わってきた、麻以さん。そのクオリティは、ずば抜けていました。

今日は、国立の『地球屋』というライブハウスでした。

麻以さんは、とってもやさしく、でも、いい意味で太い、歌声。

初めて、ミュージシャンの麻以さんを観れて、私はウキウキでした。

音域も広くて、弾き語りのキーボードもとっても素敵。

低い筈の天井がたかーく感じられるライブでした。

宇宙の光がどんどん降り注ぐような、そんなライブで、終わったら、心が柔らかく緩んでました。

素敵だなぁ、と思います。お客さんを盛り上げたのに、緩ませてるなんて。

目指す領域が、またひとつ増えました。

ますます、麻以さんに魅了された夜でした(^^)。

2012年8月30日木曜日

岩手県、宮城県へ行きました!2



さて、石巻へ移動します。

せっかくなので、海岸線45号沿いに、岩手から南下しました。
陸前高田の、立ち残った5階建てのアパートたちを見ながら、お昼には気仙沼を目指します。
気仙沼では、あの、『ヤマト』とあだなのついた船が、まだそのままになっていました。
車を止め易いようにか、前の道路が広く作られていました。

その前には仏前が出来ていました。
 夏休みなので、ご家族で見に来ている方もいらっしゃり、女の子が、一人合掌していました。
 看板の文字、読めるでしょうか。

そして、気仙沼横町へ!
店内には、沢山のメッセージが!
テーブル
 壁
 勿論天井にもありました。
美味しかったです!

そして、南三陸、本吉町などを見ながら、石巻へ。さらに、女川へと向かいます。

女川では、知り合いの方の紹介で、『ママサポーターズ』代表の、八木純子さんとお会いしました。

道に迷って、町立病院へ行ってしまい、丘の上という事もあり、八木さんがその丘の上の景色を見ながら、3.11当時のこと、そして、今の現状をお話しして下さいました。

勿論、全てが流されてしまった人の苦労は、あるのですが、八木さんの場合、ご家族も無事で、家も残ったのだそうです。でも、家があるがために大変、という事もあるようで、
受験生だったお子さんは、家が流されていた人と同じように勉強出来ない環境に居たのですが、被災者枠には考慮されず、大学に入れなかったそうです。
そして、八木さん自身は、被災当時、避難所で乳幼児を預かって、育児中のママ達のサポートを始めました。
時とともに、保育園は復活し、今度は老人の方達が目につくようになり、話しをきくと、家が流されなかったご老人は、仮設に入っていないがために、逆にメンタルケア等のサポートがなく、特にボランティアさんが顔を出す事もないので、孤立していく事が分かったのだそうです。

 そこで、そんなお婆ちゃん達が、人と交流する機会をサポートしたいと、布草履の制作、販売を始めたとの事です。

これがその、布草履。

 これは子供用を注文されて作ったのだそう。色もかわいいですね!でも、全部配色は違う!すごい!
 八木さんです。冷静と、情熱を掛け合わせた人です。
 私が購入した、布草履。1500円です。女川のは、芯を使わず、かぎ針で編んでいるのが特徴です。

花緒もかわいいです!

 ストラップも買いました。こちらは150円。
かわいい。
『ありがとうございました。私達の希望が、ひと編みひと編みに。』と書いてあります。

この町が復興したとき、このお婆ちゃん達はもう生きてないかもしれない。そんなお婆ちゃんたちが、今に充実出来るように、お手伝いしたい、と八木さんはおっしゃってました。
私達も、次回はおばちゃん達に会いにきたいと思います。
そして、チャリティライブで、布草履の販売と、お婆ちゃんたちが草履を作るための古着Tシャツ集めをしようと思っています。

みなさん、ご協ください!

 

みなさん、着なくなったTシャツ、ぜひぜひ下さい!


釜石で、高校生に出会いました。

御陰様の、東北行脚、岩手県の保育園を2ヶ所回りました。
じつは、そのお昼に、釜石駅前のシープラザ釜石という、物産販売所へ行きました。

そこで、北九州の高校生達が、ダンスを踊りにきていました。
彼らは、ずっと東北のためにチャリティーライブを行い、今回初めて、東北へ来たんだそうです。

たまたま、施設内でのステージでダンスがあったので、拝見させて頂きました。




これは、最後にダンス部全員で踊っていた、ロックダンス。

その迫力と、生き生きした眼差し、熱意に、とても感動しました。

『出来る事で、応援したい』

その言葉の意味を深く再確認出来た気がします。

いい刺激を頂きました。勝手に、励まされました。

胸いっぱいの直樹さん、駐車場を出る時に車で高校生とすれ違うと、無言で親指を立てて、グッド!と、サインを送ってました。高校生に、伝わったかなぁ。
 

岩手県、宮城県へ行ってきました!1

これは、今月の鵜住居町の景色です。雪原のように雪が積もっていた鵜住居は、青々とした雑草で、緑色になっていました。全てが流された、町。高台から観ると、よく分かります。


御陰様で、岩手県の保育園2ヶ所、そして、宮城県へ状況を見に行って参りました。

本当に皆様のお陰です。

保育園は、急遽保育園の事情で日程が変更となり、8月22日に、鵜住居保育園、釜石保育園の2カ所を一気に回って参りました。

鵜住居保育園では、先生方に、今の状況、大人達の生の声を頂きました。

ビデオで取材させて頂いたので、再び、チャリティライブで、上映したいと思います。

例年に増す暑さにもかかわらず、どちらの保育園も、子供達はとっても元気でした。

今回は、暑いし、子供の集中力も考慮して、45分程度の内容でお持ちしたのですが、子供達は、『観る、楽しむ』体力がずいぶんついてきて、あっという間のようでした。

個人的にとても嬉しかったのは、『あ、きれいなお姉ちゃんが来た〜』と、どちらの保育園でも、言われた事です。
今回は、頭をおだんごにして、いつもの猫の帽子をかぶってなかったのですが、それが新鮮(?)だったようで、お母さんとはなれて、ぐずってた子もきれいなお姉さんを見て泣き止んだと言う、私の人生でも記録的な出来事が起こりました。

岩手県の保育園は今回3度目、という事もあって、子供達が私達を大分覚えてくれていた事がとても印象的でした。

釜石保育園では、直樹さんが大人気!
私達が、荷物の搬入をしていると、子供達が集まってきました。
開口一番、『あ、絵本の人だ〜!ギターのお兄さんは???』『お兄さんどこ?』
ギターの熊さんこと、直樹さんは大分、印象深いようでした。

始まる前に、マイクで、『コォンニィチィワ〜〜〜〜』と、直樹さんが低い声でふざけて言うと、大爆笑です。直樹さんのこと大好きだな、皆・・・。

もはや、『コン。』だけでどっかんどっかん。
終いには、『コ。』で、ひーひー笑ってました。
いや、まだ始まってないんですけどね。
子供のツボって、凄いですね。それを心得ている直樹さんにも感心しました。

 各保育園、反応は違うのですが、相変わらず興味津々に絵本の世界にのめり込み、そして、歌や、遊びを楽しんでくれました。

いやー、会いたかった!会えた!嬉しかった!純粋にそんな気持ちでした。

皆さんが託して下さった想いと、子供達の元気を交換してきたような気がします。

鵜住居保育園は、新しい土地が決まりました!来年度からはそちらに移動する予定だそうです。新しい鵜住居小学校の、すぐ近くです。

 そして、今回は、知り合いの紹介で、石巻に住み、女川で活動している、『ママサポーターズ』代表、八木純子さんとお会いしてきました。

と言うわけで、岩手の宿を出て、石巻へ向かいます!

つづく。


2012年8月5日日曜日

東北へ行ってきます!

皆様の御陰様で、資金が出来ましたので、東北へ再び絵本を読みに行かせて頂きます!

8月22日 鵜住居保育園(岩手県鵜住居町)
8月23日 釜石保育園(岩手県釜石市)
9月5日  梅香保育園(福島県いわき市)

です。

読む絵本はまだ検討中です。

でも、驚いた事に、国分寺には昔からの絵本屋さんがあった事が分かりました!
絵本とおはなしのお店 おばあちゃんの知恵袋』といいます。
なんとNPOで経営されているためか、無料でお茶とお菓子をそっと出して下さいます!絵本は読み放題で、勿論販売用なのですぐに買えます!

なんと心強い!
読み聴かせ歴の長いご主人が、アドバイスを下さり、今回の絵本は更にこどもが楽しめるものになりそうです。

どうしても自分がいいと感じるものが、こどもには長過ぎる、という感じがあったのですが、今回は上手く解決しそうです。

とても楽しみです!

国分寺も、活動の場が広がりそうで、楽しみ!

友は宝!

今日は久しぶりに個人的な出来事です。

久しぶりに、ゆっくりと次回の朗読会の事を考える時間が持てた土曜日、一人になりたくてお茶しに出かけました。
帰りに商店街を歩いていると、『春口!』と。

私を春口と呼ぶのは中学の同級生だけです。

気づくと、今、フィリピンにいる筈の同級生が目の前に!

お盆で帰郷中でした。

去年はガリガリにやつれていて、辛い仕事をしてるんだろうなあ、と思ってたけど、普通の顔に戻っていて、会った途端に一安心。

偶然彼も時間を持て余してたので、余してる同士で、お茶をしました。

いま、彼はフィリピンの日本大使館で警備の仕事をしています。
日本から家族も連れて行き、こどもも二人。

私とは全く異なる人生を送っているけれど、旅が好きだったり、絵を描く事が好きだったり、なんやかんやで人が好きだったりするので、彼の感性のお陰で話せる事は以外と尽きない。

普段は、5人くらいでよく会うメンバーなんだけど、ふと、二人で食事したり、鍋したり、お茶したりする事が何年かに1度ある。

 自由人過ぎる私には、好んでそうな訳では決してないのだけど、職場仲間というものが普段はいなくて、時に寂しさを感じる事もあり。
でも、こうしてふっと現れる友は、気づくと13歳から、23年目の付き合いで。会えば話しが尽きなくて、学生時代は気づくと3時、4時という事もよくあったなあ、なんて思い出させてくれる。

マメに会えなくても、きっとこれからも切れる事無なくつき合って行く友がいる事が、こんなに嬉しく感じたことも久しぶりで、すこし寂しさにくじけそうになってた私は、今日の再会で再び潤いました。

友は宝ですね!


2012年7月22日日曜日

早稲田大学の朗読発表会へ!

7/21に、以前授業にて絵本がたりをさせていただいた、早稲田大学国文科クラスの朗読と音読授業の発表会へ行ってきました。

中々、火つけ役が居なくて、絵本がたりに来てくれて良かったです、と、中村先生からお伺いしてたのですが、どんな形で皆さんに響いただろうか…。と、楽しみにしていました。


プログラムのスタートは中村先生自ら先陣をきって、詩の朗読。
ざわついた会場が一気に静まりました。

今回は、なんと高校生も見学に!

そして、いよいよ皆さんの発表です。

声に出して名文を理解していくことを、楽しめるミニ授業では、古事記、漢詩、宮沢賢治など。
朗読は音響効果やスクリーン映像を駆使した、物語たち。
そして、授業の出会いをきっかけに活動している朗読のチーム等も登場。

皆さん、想像を絶するエネルギーで、伸び伸びと発表をされていました。

自己満足しているものもあれば、聴衆をのせることを緻密に計算しているものもあり、何はともあれ、思いっきりやりきっている姿はどれも清々しいものでした。

そして、絵本を朗読したチームもいました。
中でも『こんとあき』という絵本を朗読したチーム。素敵でした。
私が持ち込んだ絵本がたりのエッセンスを、ガッチリ引き継いでくれていました。
一番の基本で、大切なエッセンス。

それは、その作品を誰よりも好きだ!!ということです。

複数の人間でその思いを共有することは容易ではありません。

素晴らしいチームワークでした。

心にグッと響きました。

見る側には非常に長丁場な発表会でしたが、授業に参加させていただいて、発表会を観に来て、本当に良かったと思いました。

皆さん、お疲れさまでした!!

2012年7月18日水曜日

夏といえば。

皆さま、お久しぶりです。夏バテ、夏風邪、大丈夫ですか?

すっかり夏ですね。梅雨が明けましたね。

夏といえば!

大祓です。茅野輪をくぐってるだけではなく。
ここはリアルに行きましょう。

私は毎年、夏に大掃除をします。

今年のターゲットは、書斎。そしてリビングの押し入れ。

先日、ようやっと、書斎を片付け始めました。
うちは、書斎に防音加工もしてあり、ピアノが弾けるようになっています。
なので、すっかり埋もれたピアノに無性に触りたくなり、片付けを始めました。

ピアノ、出てきました!そして、カビカビになっていた床も顔を出し、雑巾がけをして、書斎の半分は使えるようになりました。

なぜ、半分かと言うと、父の書類の山が、まだ手つかず。
夏の公演を控えた父に、今やって、とは言えないので、父が落ち着いたら一緒にがんがん処分しようと思います。

うちの両親は面白くて、

捨てられない父
と、
買いつづける母

という2大ボスなので、ちょっと油断すると、すぐにものが積み重なり、奥に何があったかはもう分からないと言うか、もう考えたくもない、みたいになってしまうのです。

だから、
母のために、書斎の押し入れも整理しました。沢山のお掃除洗剤が出てきたので、まずは階段に並べて、全て観てもらって、『今年は洗剤はもう買わなくていいよ』と、認識してもらい、
さらに、『お母さんの“あとで”は、永遠に来ない』という、もはや“あとで箱”どころか、“あとで部屋”と化した 事実を、東電に反原発を訴えるべく伝えてみました。


押し入れに収めた以外に、かごに2杯分出て来たお掃除グッズの数々。

あとで片す、と、再び再稼働する大飯原発のように言い放った母の宣言の元に、リビングに鎮座していたのですが、これが意外な連鎖反応効果をもたらしました。後日、続けて、VHSテープも処分した所、棚にスペースが生まれました。かごの洗剤を置くためでもあります。

すると、リビングの出窓に並べられた、窓が開かないほどの母の仕事ファイル達を、母が片付け始めたのです!『風が通らないから』と。
おお、何年たったか忘れたけど、ようやっと気づいたんだね!お母さん!その通りです!
それでもいいよ!お母さんが片付けをしてくれるなら、書類でも洗剤でも!!
いい感じです。

大掃除は、想像している間は、何日もかかりそうですが、始めてしまうと、大体1日2日で終わります。ゴミ出しに曜日の関係で時間がかかるだけです。

この肉体労働は、極寒の年末には大変です。
窓を開けて、換気を良くして、滞ったものを、流す。
家のゴミが減るのは、本当にいらないものを全て捨ててからのような気がします。
夏の大掃除、おススメですよ!
コツは、楽しむことです。『これいるのいらないの?!』とか、怒らない。
すると、意外な宝物に出会えたりもするものなんですよ〜(^^)。

ぜひ!

2012年6月24日日曜日

ピエタ朗読会@カフェフルーク、無事に終了致しました。

御陰様で、神保町カフェフルークでの『ピエタ』朗読会も無事に終了致しました。

今回は、昨年の一人芝居バージョンを観て下さったり、手伝って下さった方も多くいらしてくださいました。

ピエタを再び味わう、というブームがひそかに起こっています。
嘘です。
私が懲りずに何度もお誘いしています。

でも、そんなリピーターの方から、『舞台より楽しめた/良かった。』
という感想をいただきました。

それは、私にとっては、成長の証。

おそらく、舞台がつまらなかったのではなく、小説、という文体が朗読に向いている、ということもあると思います。

でも、多分それは、私や直樹さんの、物語への 『消化』 が深まっているから、ということなのだと思うのです。

私の伝えたい、物語の構造の深さや、言葉の意味をありありと述べることや、音で出来ることへの直樹さんの模索、そういうものが、直接ピエタをやり続けたのではなく、沢山の絵本と触れて、深まったのだと思うのです。

それを、改めて朗読として、『聴く』。
そうすると、お客さんの中にもイメージ出来るものは、膨らんでいきます。
そして、『舞台より面白かった』となるのかな〜、と思いました。


初めて来て下さった方も、とても感動して下さり、今回は男性客も多く、いろんなことが常に新鮮なピエタ朗読会。

今年、これで既に3回目のイベントをさせて頂いた、カフェフルークのオーナー、高岡さんも、キッチンで涙を拭くものがなくて、揚げ物の油をとる紙で拭きました、なんておっしゃって下さいました。

みなさんの率直な感想がとても嬉しかったです。
ありがとうございました。

 これからも朗読をするたびに、深まりつづけると思うのですが、一人朗読会はしばらくお休みします。(もし、お客さんを30人くらい呼んで下さる方がいれば、喜んでやらせていただきます・・・)

そして、秋。
11月17、18日に、『ピエタ』を4人バージョンでお届けします。
これは面白いです!
なんで4人かって?
友子役を私と妹の二人で一緒に演じるからです!

リーさんや、母の役を、素敵な役者さんが演じて下さいます。

4人も揃うと、『朗読会』というより、『朗読劇』になります。
立体感のある、ピエタ、ぜひまた秋にお会いしましょう!

今回も沢山の方の応援で素敵な時間となりました。
みなさん、ありがとうございました!


2012年6月22日金曜日

ねじまき雲へ。

イタリア報告はちょっと保留して。

本日は母から、『玄米買ってきて』と頼まれて、カフェスローへ行きました。
ついでに、近くに出来た、美味しいコーヒーの専門店、『ねじまき雲』さんへ行ってきました。

こちらは、美味しいコーヒー屋さんが、国分寺に来たんですよ~、と、靴屋Houseのますみつさんに以前お伺いしてとても気になっていました。
量は飲めませんが、美味しいコーヒーは好きです。

カフェスローや、House、Hair+Cafe縁Earth Juiceなど、国分寺には素敵なお店をされてる方が沢山いらっしゃいます。

実家住まいの地元っ子の割に、こういうカッコイイ人たちとは中々縁がなく、自ら身を投じていくチャンスをいつも伺っています。
今日は、予定外でしたが、近くまで行くし、チャンス!と、コーヒーを飲みに。。。

初めて、カフェスロー、そして、ねじまき雲さんにヨガのチラシも置かせて頂くことに。

はてさて、お客さんはご興味を持ってくれるかな・・・?!


話は戻って。ねじまき雲は、小さなお店ですが、入ったとたんにシン、と、心落ち着くスペースが待っていました。
かつて木材置き場だったという店舗内は、天井が高く、ああ、それで。という落ち着き具合。

芝居に行き詰まったら、一人でゆっくり、何も考えずに過ごす場所に、そして、お友達とゆっくりくつろぐ場所に、新たな隠れ家が出来た気分です。

内装も、古道具がうまく使われていて、居心地の良さを助長しています。

今日は、ちょうどお客さんがいなかったので独り占めの店内。

メニューを開くと、思いをこめて、丁寧な説明がのった、一品一品。

コーヒーの味を、じっくり味わいたく、そして、メニューの説明書きにも、魅了され、エスプレッソを頼みました。
『てんさい糖を沈めて、混じり合う甘さ、底に残るカラメルもお楽しみ下さい。』そのようなお品書きが載っていました。

小さなデミタスカップに、てんさい糖を2杯。混ぜずに口に運びます。

嫌な苦みが、ない。

優しい深みしかない!

『美味しいですね!』

魔法のエスプレッソで、口も心も軽くなり、ご主人と楽しいおしゃべりの時間を過ごしました。
ああ、魔法だ。
最後のエスプレッソが溶けたカラメルソースをすくって平らげると、今日はこれからも何かいいことがありそうな、そんな気持ちになりました。


とても丁寧にコーヒーと向き合ってる、人と、物と、向き合ってる、優しい大人の空間でした。

国分寺近辺の皆様、そして、国分寺に遊びに来たみなさま、ぜひねじまき雲さんへ、お立ち寄り下さい。写真を撮らなかったので、ネットで画像を失礼!


2012年6月17日日曜日

フィレンツェへ!~ホテル編~

ピエタに大感動の初日でしたが、一貫して、とても良かったのは、ホテル。

観光地からは離れていましたが、バスは一律だから交通費がかさむこともなく、便の良いホテルでした。

出来たら、アパートメントホテルに泊まりたかったのですが、予約をしそびれ、流れで予約してしまったホテル。どうかなー、変に騒々しかったり、水道が出なかったりしないといいんだけど・・・。

そんな想いでたどり着いてみると、私たちの部屋は、「APARTAMENT」だと、フロントで言われました。お??お????

部屋へ行ってみると、

やったー!キッチン付き!


ソファーもあって、(すでに散らかってますけど)、いいアパートじゃないですか!

春口家は小食なので、外食だけだと、海外は大変。

これで夜は部屋でゆっくり、という選択肢もできました。

しかも、ホテルまでの道すがらにCO-OPも発見。

ここで、トマト、フルーツ、ルッコラや、ローストビーフやプロシュートを買い込んで、日本から持参した昆布茶や、オニオンスープで、夕食のできあがり。

疲れた身体に、さっぱりと軽食の夕飯がちょうどよかったのです。。。


母も、すっかりご満悦です。

母は、私のペースで歩くのにどんどん付いてきて、かなり疲れているはず。
でも、フルーツにかぶりつくと、横で見ててもまさに『みるみると』エネルギーがチャージされます。この笑顔、食べる前なのに、もう、復活気味ですね。

すごい人です。


しかも、写真は撮りませんでしたが、このホテルにはお風呂に湯船がないので、
母の情報で、
『ビデで足湯』
をしました。

石畳、しかもつねに斜めで平坦ではない道を一日中歩く、
というのは、かなり足に来ます。

そこで、ビデ。

ビデとは、おしりを洗う、洋式便器のようなもので、イタリアに行くと、必ず、便器の隣にあります。
このビデ、お湯も水も貯めることが出来るんです。
そこで、温かいお湯を張って、いすを持ち込み、バスタオルを膝からビデを包むようにかけて、ぬるくなるまで、一息。
足底が平らではないので完璧ではありませんが、なかなかの気持ちよさです。

ホテルのトイレは、ユニットバスで、
シャワーボックス、洗濯機、洗面台、そしてトイレが、縦長の8畳くらいのスペースに全てあります。
なので、いすを持ち込んでもゆったりしていて、気持ちよい空間なのでした。もちろん、ビデも、清潔だったので出来たんですよ!

今後ヨーロッパへ行く方、おすすめです。





フィレンツェへ! ~ミケランジェロに恋して1~

梅雨入りした週末あけの月曜日、夕方ギリギリまでパッキングに追われるようにして、
フィレンツェへ母と行って参りました。

昨年のピエタツアーに引き続き、ミケランジェロをもっと見よう!ということで。

貧乏性の安旅行ですので、乗り継ぎが大変です。

家を出たのは17時、ホテルへ着いたのは、翌翌日の深夜2時。現地では翌日の9時ってことになります。

飛行機は、パリ経由。パリの空港で、ちょっとフランスらしさを楽しめるかと思いきや、着いたのは現地時間の朝の4時。
ターミナルのバスさえまだ動いてなく、シンとした空港。

でも、建築はモダンで格好良かったです。ウッディなドーム状の天井。

朝焼けもきれいでした。



さて、フィレンツェへ到着して、朝の10時。さっそくホテルを出て、観光です!
何はともあれ、ドゥオーモへ行こう!と、バスで向かいます。

ここは日本で予習して、『冷静と情熱の間』で、ビジュアルはつかんでおきました。あの、茶色の大きいドームです。竹内豊が主演のやつです。

旧市街のこのあたりに来ると、石畳も見え始めます。というか、バスが石畳をドンドコ走って行きます。すごいなあ・・・。
ドゥオーモ前でバスが循環のためUターンするようで、バスに乗ってたおじいちゃんがここで降りな!と親切に声をかけてくれます。ありがとう。

お!ドゥオーモ!大聖堂!
さすが、ランドマーク、中に入る人の行列が連なっております。

でも、私と母の目的は教会巡りではなく、ミケランジェロ巡り。
すぐ近くのドゥーモ付属美術館にミケランジェロが自分の墓に飾るために作ったピエタ像があるので、そちらを早速拝見しに行きました。

かの有名な、24歳の若さで作った、サン・ピエトロ大聖堂のピエタは、ガラスケースに入って、かなり奥の方にあったのですが、(昔、美しすぎて銃撃した人がいたらしい)、晩年期に作られたこちらのピエタは、未完成のためか、襲われることもなく、たたずんでいました。

・・・・いた!




中2階の小部屋に、これだけが置いてあるのですが、入り口まで行くと、ブオッと、なにか、エネルギーを感じました。
そのエネルギーの卵のなかに、ぶよん、と入るように中に入ってみます。

ああ、このおじさんの顔、すごく深い。このまなざしは何だろう・・・。
そんな気持ちになったかと思うと、胸がいっぱいになり、涙が内側から出てきます。
これは何だろう?これは何だろう?サン・ピエトロ大聖堂のピエタを観たときと、全然違う。。。。


まだ未完成なのはわかるのですが、すでに慈悲深いまなざしは完成してます。
このおじさんの目を見上げながら、涙を流し続けるという、不思議なことになってしまいました。

しかも、あまり有名ではないのか、メジャーではないのか、観光客はほぼいません。
美術学校の修学旅行らしき子供達だけが、先生に連れられて来た程度で、ほとんど母と二人占めでした。
なんという贅沢。

このピエタには、ミケランジェロの内面的思想が彫り込まれている、とのことで、形式美を超越した、内面性、神秘性、精神性が表現されているとのことでした。
肌でそれが言わなくても伝わって来る、作品でした。

ちなみにこのおじさんは、ミケランジェロ本人とのこと。そうですよね、自分のお墓用ですものね。
最後の審判の壁画に、ズルズルの皮でぶら下がっている自画像を見たきりだったので、こんなに美しく仕上げたとは思いもよりませんでした。

このピエタ像には、向かって左側にマグダラのマリアがいるのですが、これは弟子が仕上げたのではという説があり、私も間違いなくそうであろうと思いました。
バランス感覚、眼差しのクオリティがひどく違うのです。

こんなに技量の違う人間が、あたかも、ミケランジェロのふりをして彫ったなんて、恥ずかしくないのかな?ってくらい違います。
そう、それは、本人はそっくりだと思ってるけど、全然似てないモノマネを観ているような恥ずかしさです。


ミケランジェロは生涯無愛想で、しかめっ面の難しい人だったと記されています。
でも、おそらくこのピエタを観た限りでは、それでも人に希望を持ち続けた、愛の人だったのではないかと思わざるを得ないのです。計り知れない愛の裏返しに他ならないのではないかと。
何というか、ミケランジェロは、人にも自分にも、あきらめなかったのではないかと。


そしてもし、今の世に、そんな才能がコミュニケーションにうまく出てこない人がいたら、理解してあげたい、せめて優しく見守ってあげられる人でありたい、とこの日から何度も思うようになるのです。

そんな大感動の中、フィレンツェツアーが、始まりました!





2012年6月10日日曜日

月船のピエタ終わりました♪

お陰様で、月船のピエタ朗読会が無事に終わりました。

今回はささやかな会でしたが、お店の空間がとてもクリアに浄化されていて、出演者もお客さんも、とてもいい集中の中で1時間20分を過ごすことができました。

私事ながら、今週は親知らずを4本全て抜いたため、口内環境が、いいコンディションではない中での本番に不安を感じていたのですが、いざ舞台に立った途端、スッと口の中が楽に。

あ、いける。

そんな感覚になりました。

遅れていらっしゃるお客様が多く、皆さんストーリーについてこれるかな、とよぎりましたが、お客さんは自分たちよりずっと賢いのが常、まぁいいか。と、どんどんピエタワールドを深めて行きました。

しっかり物語に入った空間が出来ました。

そう、お客さんがそれぞれの内側に、ピエタの世界を味わっているのが伝わって来ます。

久しぶりにピエタが公演できた嬉しさ、お客様が自ら堪能してくださってる嬉しさ。

優しい心に包まれて、雨の日のピエタはとてもいい会になりました。


ありがとうございました。

2012年6月3日日曜日

大学で絵本語り!感想付き!

先日、早稲田大学にて絵本語りをしてきました。
教職クラスの、『授業に活かす朗読講座』にて、社会モデルとしてやらせて頂いたのです。

社会モデルって、私達みたいな、こんなんでいいのかな?!
と思いつつも、大学生の反応に興味津々、楽しみに教室へ向かいました。


教室はとてもきれいな校舎の、最新式の教室で、機材が何でもある!
持ち込まなくていいので、とても助かりました。
今時はOHPではなくて、OHCというんですね!


教室、といっても、椅子もテーブルもキャスター付きで、自由にレイアウト出来る、フリースペース。皆さんにぐるっと椅子で囲んで頂いて、ライブモードに。

最初に、一冊絵本語りをして、どんな雰囲気か感じて頂いた後、皆さんと一緒にレクリエーション。『森のキツツキ』をやりました。
 

同じレクリエーションを含め、子供達の前で同じことをしている東北活動のビデオを見て頂いて、質疑応答。
なんというか、おりこうさんな質問達でしたが、私なりに答えられることを、誠実に答えさせて頂きました。

最後に、もうひとつ絵本をやり、『永久の満月』を一緒に歌って終わりました。
 

学生さん達が、感想文を書いて下さいました。

本当に一部なのですが、抜粋で紹介させていただきます。


『今回ギターと朗読の発表をきいて、こんなにも想像力をかきたてるものなのかと驚きました。・・・曲とそして声がつくことで邪魔になることはなく、促進され、脳内でイメージがふくらんでいくことを感じて不思議な気持ちがしました。』

『ただ単に自分の伝えたいことすべてを表現しようとすればいいわけではないことなど、改めて表現の難しさ、奥深さに触れた気がします。』

『朗読して下さったときは何故か胸がドキドキしました。絵本の内容も素晴らしかったのですが、その繊細さに心打たれたのだと思います。』

『とても心地良かったです。1週間の疲れが癒されました。・・・直樹さんのギターは朗読の邪魔することなく、最適な音量で朗読に花を添えていたと思います。』

『声(語り)と内容(キャラクター)に生き生きとしたものを感じ、春口さんの「語り分け」にグッときました』

『一流のギター演奏をこんな身近で聞けて感激です。・・・何というか、あいさんを見ているはずなのに絵本の絵が頭に浮かび、朗読の表現はどうやら想像していたよりも凄いものかも知れないぞと、再発見をした思いです。 』

『なかなか絵本を朗読する機会は少ないですが、とてもやってみたいです。』

『お二人の朗読に、鳥肌が立つほど感動しました。』

『心がわくわくしました。』

『すごい癒されました。金曜の終わりにはもってこいな感じでした。・・・(絵本を聞きながら)明日も頑張ろうという気持ちにさせて頂きました。』

『今日下舘さんの演奏を聴いて、初めてギターの音を心地良いと感じました。・・・きっと心が疲れた人や悩んでる人の心に響いていやしてくれるメロディだと思うので、たくさんの人に聴かせてください。』

『本当に感動しました。あいさんと直樹さんの朗読を聴けた子供はとても幸せだったと思います。“人の心を豊かにする”ためには絶対に必要な経験だと私は思います。』

『家に帰ったら久々に昔の絵本を本棚から出してみるのも楽しいかな、と思いました。』

・・・その他、モリモリの感想をいただきました。

 本当に本当にありがとうございました!
勇気をいただきました。


皆さんが感想を書いてる間に、遊んでいる春口。
最後にクラスに呼んでくださった、中村さん、その縁を繋いで下さった高岡さん、太朗ちゃん、トミーさん、本当にありがとうございます!