2013年10月30日水曜日

直樹とあいのDuo Live!(仮)


かがみ屋のみなさんに刺激をいただいたところで、そろそろ自分のことやります!

なかなか予告する時間が持てなかったのですが、

12月15日(日)、夕方から国分寺のライブハウスでギターと朗読のライブをします~~!

久しぶりに、直樹さんと二人で、ゆっくりお届けしたいと思います。

今回のライブハウスは、国分寺に去年新しく出来ました、Give Heartsさん。


禁煙、白壁のきれいなライブハウスです。

小さいけれど、物が揃っていて、とても使いやすそうです!

私自身、地元にこんなに環境の良い箱が出来て、かなり興奮しています!!!


前半は、直樹さんのギターソロライブ、後半はギターとコラボで朗読ライブです。
朗読は、大人も楽しめる童話をやろうと思っていますので、お子さんもどうぞご一緒に☆


まだ詳細は確定してませんが、私の中ではほぼ決まってますので、店長さんに了解を得たら、すぐにお知らせします。




よかったら、この日程を空けといてくださいね~(^^)。

2013年10月19日土曜日

『Blue』の仕上がり具合

今日は、かがみ屋稽古を観に行きました。

『通し』といって、各シーンが出来上がってくると、今度は最初から最後まで、稽古を止めることなくやってみる、というラストスパートの稽古があります。

今日は、音響さんや照明さんもいらしていたので、音楽付きで拝見しました。
今月に入ってからはしばらく拝見してなかったので、いつの間にか最後までシーンが出来上がって、役者のみなさんも役に対して、だいぶ消化作業が進んでいて、結構楽しめました。

これに、照明と、衣装と、メイクと。そして、お客様が揃えば、きっと3倍以上に見ごたえが生まれるんだなあ、とワクワクしました。

ワクワクさせてくれるんだなあ、芝居って。

と、改めて発見。


最近、いろいろなお芝居を拝見して、本当に思いますが、

予算や知名度や、公演回数で、芝居の質は決まらないなあ、と。

やっぱり、心意気、真摯さ。

それがない舞台は、たとえ大物俳優でもつまらないです。

名もなき素晴らしい一人の役者にはかなわない。


自分にとって、神聖な場所である舞台で、荒い仕事をされたくない~!って、とっても個人的でわがままだけど思います。


そういう意味で、今回は皆さん、勘違い野郎もいないし、とても芝居に対して、誠実で、真摯で、挑戦的で、素敵な方が集まって嬉しいな、と思います。


物語も、期待以上に深みが出きました。

と、今日感じたということは、もっともっと良くなります。

仕上がり上々です。


みなさま、ぜひぜひ、ご来場くださいませ☆

ご予約は、こちらから→https://www.quartet-online.net/ticket/kagamiya_blue?m=0achhce


2013年10月13日日曜日

一人登山デビューしました。

この時期は毎週日曜日がひまわり号の実行委員なのですが、昨日はひまわり号説明会だったので、今日はお休みでした。

久々の日曜日、運動不足解消に、どーーーーしても登山をしたくなり、高尾山へ行ってきました!

高尾山から、奥高尾の小仏峠までのコースです。

どうやら12キロほどだったようです。

休憩込みでかかった時間は3時間半。



とーーーーーーーーーーーーーーっても、楽しかった!!!


一昨年、谷ヶ岳へ行ったっきりでしたので、身体がだいぶ弱ってるのでは、と思いましたが、
身体は自然の中に行きたがってたのですね。歩くほどに、何かがみなぎってきました。

一昨年ご一緒した方が、トレランしてたこともあり、『休憩は長くなくてよい』という(自分にとっては)新しい発想を体験させて頂いてたのが良かったのか、心拍数落ち着いたらまた動く、という感じで比較的動き続けました。

あとは、聞いてはいましたが、高尾山口駅は、本当に人が多い。新宿並です。連休中というのもあったとは思うのですが。

だから、休憩所にいると、人の声が賑やかなので、自然の音が聞こえず。それが勿体なくて、歩き続けた、というのもあります。

立派な杉を触りながら、湧き水を手にあてながら。

自分の体のリズムで歩く。

すれ違う人と挨拶する。

あとは、自然の音を聞き、野草を楽しむ。

一人、最高です。

全力で、高尾山の自然と、自分の身体の中にいました。
頭の中が考え事に移動するのはなるべく避けて。

面白かったのは、一昨年に登山へ行った時も思いましたが、

システマは、登山にすごく役立ちます(わたしにとってですが)。

登りは、足の裏を柔らかく、肩の力を抜いて、息を吐いて、背中をまっすぐに。疲れたら、ファストブリージング。

そうすると、ひょいひょいと身体が動いてしまうのですね。

そして、下るときは、ヨガも役に立って。

丹田力を意識して、膝を柔らかく、股関節は回転エネルギーを意識して。


そうやって、いろんなヒントを発見、実験、検証、、、。あっという間に登山が終わってしまいました。

人の声がしないところでは、立ち止まって鳥の声に耳を澄ましたり、花の写真を撮ったりしたのですが、静かな環境が少なかったのは残念です。

不思議なくらい、山の中にいるときはエネルギーがみなぎって、帰ってきても充実感が残っています。高尾山も霊山なんだなぁ、と肌で実感。

まだまだ初心者ですが、小仏から陣馬山までも、再び挑戦したいと思います。

あまりにも混んでいたので、下から歩くことに。

びわ滝コースで、小川のせせらぎと共に登ります。

高尾山頂からの富士山

一枚だけ、隣にいたおじさんに撮ってもらいました♪

奥高尾、一丁平の広場。私の一番のお気に入りスポットでした!

一丁平からの富士山。高尾山山頂と変わらない写真にびっくり。

城山山頂の名物、なめこ汁。美味しかった~。

木に隠れた富士山を見ながら食す。


小仏からの相模湖。

次回はここからですな。



2013年10月11日金曜日

銭湯絵の描き替えを拝見しました!

知る人ぞ知る、日本で二人しかいらっしゃらない、銭湯の背景絵師(本人自称)。
その貴重なお一人、丸山清人さんの塗り替え現場を拝見させていただきました。

友達のたびたろうこと、太朗ちゃんが、今年も塗り替え日を告知してくださり、幸運にもその日がお休みに!

前夜ながらも、明日行きます!と連絡して、ほぼ飛び入りです。

書き換えをされるのは、千葉県検見川の梅乃湯さん。

普通は2,3年に1度の書き換え、この銭湯は毎年されているのだそうです。

それだけ、お客さんとの関わりも深く、温かいお店なのですね。素敵です。


私はちょうど12時ころに到着、まだ男湯の絵を描いていらっしゃいました。




私がこの日一番驚いたのは、太朗ちゃんのこの一言。

「すごいですよ、丸山さん、あれで78歳だそうです。」

ええええええ!!

後姿はせいぜい歳が行っても60代くらいの背中です。

しかも、渡し板の上で、ひょいひょい、立ったり座ったり。
とても重いお手製パレット(ペンキの小さいバケツが5つ載ってます)を持ち上げるときだけ、
「よいしょっ」と小さな掛け声。



えええええ!!!


若い。素晴らしい身体をされている。。。。



なんというか、とおおお~~~ってもしなやかなのです。
ピンピンしてるとかじゃなく、軽やか、しなやか。最高です。


以後、私はこの素敵な丸山さんという男性を、そしてその素晴らしいお仕事をずーっと拝見する、
という至福の時間を過ごさせていただくことに。


外は台風の影響で強風でしたが、お風呂場には、気持ち良い風も流れてきます。銭湯の風鈴がなります。
梅乃湯の御嬢さんが飲み物を下さいます。

検見川って、天国らしい。

そんな中、丸山さんがふと振り返っての一言。

「一本松、描きますよ~。」

今年は男湯に、朝焼けの一本松。勿論、陸前高田の一本松を描くことになってたのでした。

私が着いた時点では、素敵な朝日と朝の雲が描かれたところで、ちょうど一本松を描く段階にお邪魔できたわけです。ああ、今日はついてる。


新聞社の方も取材にいらしてたのと、私たちとで、やじうま撮影大会。

写真を参考に描く一本松。
逆光にスッと栄えるその姿は、復興の夜明けを願わざるを得ない、誰もが、祈りと希望を抱く風景に仕上がりました。
  


銭湯絵は、浴場に入る瞬間にバッと視界に入ります。『その瞬間に「絵」になってないとダメなんだ』
梅乃湯のご主人がそう言い、

「いいですね!」
「去年よりもこっちがいい!」

と、感想が出てきました。
梅乃湯さんは去年も、復興を祈って、女湯に一本松を描いたのです。

その時は初めての一本松、そして今年は二度目。
丸山さん自身も
「これはいいね」と、脱衣所に座って、遠くから確認しておりました。

とてもシンプルに、潔く完成させるそのセンスも素敵です。










皆さんと一緒に昼食を頂き、今度は女湯です。
こちらは去年の一本松がまだ残っています。
銭湯絵は、上からどんどん塗り重ねられているそうで、下には歴代の背景絵が眠っているんだそうです。修復師さんにはたまらにかもしれませんね。

しばし写真でお楽しみください。
今しか見れない!二本の(?)一本松。

この沢山の刷毛と筆で描かれます。
これがお手製パレット。もはやお膳並です。この5色だけで描かれていくのだからすごい。
  

さあ、始まります。

チョークで下描き。






あっという間に上半分は富士山に。


8割完成。

終わったのは夕方5時。
昔は二人組で、一日2か所、しかも、営業日で営業前に終わらせる、という猛スピードで描いてたのだそうです。

一日でこの大きな壁画を描いてしまうだけでも、すごい速さだなあ、と思ってしまうのですが。。。

しかも、丸山さんは、俳優の橋爪功さんのようなひょうひょうとした話口で、とてもお話しやすい方でした。

仕事のペースは「一か月に1回が理想」とおっしゃってましたが、実際は全国駆け回っているので、今月だけでも、5か所くらい描いてそうでした。きっと、もっと回ってらっしゃると思います。


78歳の働き者の職人さんに、脱帽。

そして、そんなご縁を大切にされて、銭湯も大切に営業されている、梅乃湯のみなさんの温かさに感謝です。

こんどはお湯に浸かりに行きたいと思います!
梅乃湯の美人親子と。

丸山さん、太朗ちゃんと。


2013年10月4日金曜日

空茶を吸す。(くうちゃをきゅうす)

はて。なんのこっちゃ?

このような言葉を聞いたことがある方は、まずいないかもしれません。

これは、私が役者の道を歩こうと決めたとき、不思議なおじいさんから授かった言葉です。

この不思議なおじいさんは、丸一先生と呼ばれていました。

筆と墨で、○と一を書かせ、生年月日を聞き、いろいろ話してくれるわけです。


その時は、『物への感謝が足りん』『あんたはとてもいい子だ』『大学辞めて役者になってはダメだ』
など、いろいろ言われ、

『空茶を吸す』

という言葉が出てきました。

その時は、その言葉の意味も教えて下さり、その言葉を書いた書も頂いたのですが、

若気の至りで、何かのはずみに捨ててしまいました。正確な意味は忘れました。

丸一先生は当時すでに90代でしたので、その数年後、亡くなられました。



今日は、久しぶりにお会いしたかたとお話をしていたら、ふと、自分の中に久々にその言葉が蘇りました。



もはや、正確にはその言葉の意味を覚えていないのですが、何か、とても俯瞰した、ニュートラルな考え方を吸収していきなさい、というような意味だったと思います。


そこには、あなたが望んでいるものがあるとは限りませんよ、とか。

そんな何かだったような気がします。


捨ててしまっても、ふと思い出せた言葉ということは、私の魂にとって何か意味があるし、まだ、その意味を知っておくべき時なのだろうなぁ、と直感しました。

しばし、その意味を再び吟味したいと思います。

秋の夜長の独り言でした。