2009年7月26日日曜日

演技力強化ワークショップ

本日は東京芸術座というところで、ワークショップに参加して参りました。

今回は、ロシアから女優さんを客演で御呼びしての稽古の合間に、一緒に作品に触れさせていただける、貴重なワークショップ。

演技指導が非常にシステマチックに、そして、洗練された環境で教えられている国、ロシア。

そこの役者さんとの共演、または同席出来る環境。


それは、英語以上に厚い言葉の壁もある状態で、とっっっっっっっても有難い機会です。

しかも私は何故か最近、チェーホフとシステマが大好きです。

ロシア流のアプローチ法を直接役者さんにシェアしていただけるのは、本当に興味深い時間でした。

実際、沢山の学びがありました。

日本人の役者が抱える特有のとある悩みは、ロシア演劇界では、役者が役に取りかかる初歩段階でぶつかる悩みである、つまり、問題ではなくステップである、とか、

役をよく見せようとして取り組むのではなく、作品をよく見せようとして取り組む、とか、

注意をどこへ向けるか、とか、

これ以上書くとマニアックすぎると思うので、この辺にしときますが、とにかく、

科学的で、柔軟で、大人。

10年後、習得していたいスタイルを持っている人に出会えたんだな、と思いました。

どこへ行っても、だれとでも。

これを私の師はプロの条件としていますが、まさにこういう役者さんのことを言うのだな、と思いました。

もちろん、ロシアだっていろんな気質の役者さんがいらっしゃいますが、だからこそ今回、この女優さんのワークショップに出れてよかったと思います。

8月2日にもう一度ワークショップがあります。楽しみです。

イリーナさんと言います。

写真は無表情に見えますが、愛にあふれる、素敵な女優さんです。

イリーナさんの出演される公演、ぜひご覧下さい。私ももちろん行きます。

皆既日食

皆既日食を観に、ヨガのお友達と根府川のヨガ道場へ行きました。
ここは裏手にある山肌の柑橘畑をのぼると、海が見える、なかなか気持ちのよいところです。

曇り空を見上げながら、
「このまま暗くなって、ああ、今ですね、とかなるんですかね〜」

なんて笑っていたら、
いよいよそんな感じになってきました。

皆さんご存知のように、どこも悪天候でしたからね。

鳥も変な鳴き方下したり、そわそわ飛んでいる、

・・・ような気がするかも。

ぐらいの微妙さでしたが、東海で最高に欠けているであろう時間、いよいよ昼間とは思えない暗さに。まるで早朝の山に居るようでした。

そこに、ちらっと雲のすきまが!
「あ!出た!」

もう最高潮のときは過ぎたかと思いきや、今なんじゃない??という美しさで、
2日月ならぬ2日太陽という感じの、細くて明るい太陽が見えました。

ほんの30秒くらいだったと思います。

各地で全く見えない中、雲の晴れ間からほんとに綺麗に拝ませていただきました。

感謝です。ラッキーです。

感動している間に友達が素早く撮っていた写真があったのですが、残念ながらうまくアップ出来ず!!!

うまくいったときにまたアップさせていただきます。

そのエネルギーのすごいこと、そのあと2日くらいはぐったり来ました。

自分が太陽や月にどれだけ左右されるか、思い知らされた気がしました。。。

2009年7月22日水曜日

お仕事

先日久しぶりに映像のお仕事をさせていただきました。

女性向けマンション購入の物件紹介や選び方等をしている会社の

物件閲覧ライブラリーの紹介ビデオです。

よかったらご覧下さい。

女性のための快適住まいづくり研究会  ライブラリーとは

なんだか久しぶりに台詞覚えたり、楽しかったです。

すごい連休

この連休はとっっっっっても濃い3日間でした。

濃すぎたので、それぞれのトピックに分けてブログを書きました。

どうぞごゆっくり、ご覧下さい。

濃すぎて、疲れる方は、何日かに分けてご覧下さい。

それぞれ、コアなお話です。

先におつきあいくださったことにお礼申し上げます。

顔合わせ

7月19日、夜に次回の朗読会の顔合わせをしました。

正確には私と演出家先生だけ初顔合わせでした。

他の方はお互い知ってる方で。

今回はチェーホフの『熊』です。

久しぶりに同世代の役者さんと共演です。

でも、演出家の吉兼さんはもう超ベテランの75歳。お年が分からないくらい、つるつるのお顔で、若者のエネルギーと上手に接して来ていらっしゃる方でした。
『久しぶりに大人と芝居つくるので楽しみます』とおっしゃって下さって、私を筆頭にあまり大人ではない面子も、ちょっと嬉しくて苦笑いでした。


久々に同じスタンスで、同じくらいのキャリアの役者さんと、稽古。

とても幸せな時間でした。

今回を含め計5回の稽古で作り上げます。
朗読会なので、舞台とは稽古時間も、稽古スタンスも違いますが、今の私には経済的にもこれが丁度いいです。


偉そうな話しではなく、芝居をすることは天から授かった天職だと思っています。
だから、台詞で何かを表現する、ということをすると、私の魂は物凄くみなぎります。潤います。

魂の栄養補給でもあり、デトックスでもある、大切な行為なのだと思いました。

だから、それに触れた人が喜んでくれるのだと思います。

今回も沢山の人と、この空間を共有出来たらと思います。

ぜひ、阿佐ヶ谷へいらして下さい。

ちなみにお店の名前、『ラ・フェリーチェ』は幸せな出会い、という意味だそうです。
皆さんとの幸せな出会いになるように、楽しく稽古に励もうと思います!!!

2009年7月21日火曜日

ヴェーダーンタ

7月19日と20日、新宿のお寺でヴェーダーンタという聖典の勉強会がありました。

この新しい私のサイトを作る前の、アイカフェサイトで紹介させていただいたこともあるのですが、4月に初めて、インドから聖典を教えて下さる先生が来日されて、一週間のキャンプをしました。

そのときに初めて私も学びに触れたのですが、来年もスワミジ(先生)が来て下さることになり、もっと学びを深めて準備をして、来年のキャンプを向かえよう、と一年で18日間の勉強会が始まったのです。
といっても今回はオリエンテーション。
今後の勉強会に向けて、実験的に、時間割を組んでみたり、システムを試してみたりしました。

このオリエンテーション、そもそもヴェーダーンタとは何なのか、ということも改めてゆっくり聞けたのが私にはラッキーでした。
以前私は、これはインド哲学だそうです、と紹介しましたが、

間違ってました。

訂正します。

ヴェーダーンタは、一つの文明です。

????て感じですよね、きっと。

そう、一つの文明なのです。

哲学ではありません。宗教でもありません。インドのものでもありません。


昔はインダス文明とか、エジプト文明とかありましたよね。

今の時代って何文明って言うのでしょうね?私はもの知らずなので分からないのですが。
ちょっとそれは余談ですが、ヴェーダーンタ、いえ、ヴェーダは『文明』でした。

細かく言えば、ヴェーダとは、『知識』『章』
       アーンタとは、『最後』
という意味だそうで、ヴェーダーンタは自分の準備を整えて、世界と真実を結ぶ『最後の章』
という意味なのだそうです。

この教えは
宇宙が現れた源から発し、始まっている聖典
で、
真実の知識
であり、
唯一残り続けている文明
なのだそうです。ですから、これを消化していく作業とは、闇雲に『信仰』するのではなく、つじつまを合わせて一つ一つの言葉をつなぎ合わせていく作業です。
 
・・・・ついて来れますか?まあ何となく読んで下さい。


さて。

今回、最初に問われたことは、


あなたの

やりたいことと、
やらなければならないことと、
やっていることは、

同じですか?分かれてますか?

ということでした。

この学びのゴールは、完璧な自己受容、すなわち自由、すなわち満たされている感覚のようです。

そのためのヴェーダのメッセージは一つ、大きなトピックは二つ。
メッセージは『あなたは全体です。』

それを知るためのトピックは
『私とはなんでしょう?』
『世界とはなんでしょう?』

ここを説いている唯一のものだそうです。

ヨガや、システマや、哲学や、演劇で、自分を整えて、その考えを扱うその『先』もあると言うわけです。

ここに学びにくるとき、人はその準備が出来るのだそうです。

私は今回、本当に準備ができたのだと思いました。

お金じゃなくて、
時間じゃなくて、
家でもなくて、
恋愛でもない、
家族でもない、
健康でもない、

自分が本当に満たされるには?もう外に何かを欲求しなくても穏やかで居られるようになりたい、それって何があればいい?と、この2ヶ月くらい何度も考えていました。
なんで私は寂しいの?何が寂しいの?

自分の中身を探索しました。

で、ああ、だから人は神の愛に達するのかもしれない、と思いました。
100パーセント、完璧な存在、すなわち完璧な愛し方が出来る存在、それは神しか居ないじゃんって。

さらに、私には『神』というより、『宇宙のエネルギー』の方がしっくり響きます。呼び方は何であれ、そこに感じるものは、未完成な感じがしません。あくまで私の感覚の話しです。

で、ヴェーダーンタでは、宇宙全体、この世界と意識されているものを『イーシュワラ』といいます。
漫画なんかでもイシュヴァラの民とか出て来ますよね。

イーシュワラが神と呼ばれることもあります。

で、『あなたは全体です』というのは、『イーシュワラは全てであり、あなたはイーシュワラなのです』というのが結論なのです。

ええ!あんなすごいのが私?

てなるわけです。私は大分情緒に波があるし、どうあがいても正反対な存在。。。
てなるわけです。

でも、神様の愛の、宇宙のエネルギーの、コチラへの注がれ方を少しでも理解出来たら私、ちょっとだけ安定するかもしれない、自立して大人になれるかもしれない・・・。
て思ってたから、もう少しヴェーダ学んでみよう、

てなるわけです。

そしたら聞かれるわけです。
『さて、私とは何でしょうね?』
って。


もうここからは果てしなく面白いです。私、私を勘違いしてた!
てなっていくんです。
それは思ったより性格良かったかも、とか、美人かも、とかいうこととは全然違って、もっともっと面白いです。

でも、本当に消化するまでは時間がかかりますが、一通り学ぶためには、この一年かけたあと16日の勉強会に出れば、一通り学べるんです!

面白いと思いませんか?


とっても、へたくそな説明と感想だったので、
これだけじゃ全然分からん、て方、そして、面白そうだからもっと知りたいわ、って方、

コチラをご覧下さい☞東京ヴェーダーンタキャンプ2010/4月へGO!


もちろん私もまだまだ無知です。興味のある方は一緒に学びましょう。
私はヨガを初めて、ヴェーダーンタに出会えたことが今、一番の恩恵です。
本当に何も偏っていない教えです。朗らかに吸収していきたいと思います。

システマセミナー

7月18日、大好きなシステマのセミナーへ参加しました。

ヴラデミア・バシリエフ セミナーです。

英語名はブラッド。みんなブラッドと呼んでいる、カナダ在住のシニアインストラクターが来日しての、セミナーです。
(システマはソ連崩壊後、亡命してトロントに本部があるそうです。そこから世界に広まったとか。モスクワにもマスターがいます。)

システマを今年の1月から本格的に始めて、2度目のセミナーでしたが、今回は予定がぎっしりだったので、初日だけの参加でした。

この初日は、寝転がって、ゴロンゴロンと、転がったり、ダラーンと、誰かの上に横たわったり、かと思うと、上に何人か横たわっている所から脱出してみたり、とても面白かったです。

ただ、参加者が多方面から集まっていいたため、いつもに増して知らない人が多く、私の首筋はカチーン、と緊張。必死に呼吸して、リラックスしようとするのですが、なかなか緩まないまま、一日が終わってしまいました。これは残念。

ブラッドは、セミナーに参加している誰よりもシステマを楽しみながらデモンストレーションを見せてくれました。というか、誰よりも楽しむ術があるのでね。当然と言えば当然ですが、
私には、『こうやって楽しむんだよ』と、遊び方を教えてくれてるように見えました。初日だからかもしれません。

嬉しかったのは、力を使わない、体重差を問題としないワークがいくつもあって、自分より重い男性が上に横たわっていても、『大丈夫』と分かるだけで体が緊張しないで、動ける、という体験でした。

武術って、とある辞書を引くと、
『武士が戦いのために身につける技術』
と出てきますし、
実際システマは、最強の格闘技とか、そもそもロシアの特殊部隊のためにつくられたものであるとか、本当に『戦う』ためのもの、のように捉えられています。

女性でも、格闘技が好き、とか、護身術に、とか、けっこう強い人が集まってたりします。

ところが、私は大分へなちょこで、大勢の男性の中で参加すること自体、今でも時々緊張します。ビクビクしてます。
ライバル心とか、競争意識とか、戦闘意欲とか、内在しているだろうけど、全く興味がありません。


ただただ、ロシアという大国ならではの発想の感覚に興味があって、しかもヨガよりも体が変わるようだ、と聞いて、システマを始めました。


と言うわけで、『力いらず技』、すごい好きです。
システマに来てから、これにハマり続けています。
改めて、私こういうの好きだな〜と実感しました。

システマは力いらず技を始め、生活に反映できるヒントが沢山あります。
私は、戦うためのものではないと感じています。

むしろいろいろなものがそうであるように、『よりよく生きるため』のものだと思います。

あえて言うなら、最高の避難訓練だと思います。
『いざというときパニクらないために』
という練習です。
頭も心も、関節も筋肉も柔軟に使う練習です。

で、私はまだパニクります。
100人くらい中、女子2人とかって割合で、全員でもみくちゃになって床でゴロゴロ転がって、乗ったり乗られたり、巨大肉団子みたいになるともう、カッチカチに全身固まります。
冷静な優しい男子が持ち上げて逃がしてくれたりしましたが、もう感謝と尊敬です。

ケロっと 立ち向かえる心の強い女子になりたいです。
緊張するのはある種自意識過剰で、ほんと、恥ずかしいです。私、何様だよ、って。

でも、一日だけでも参加出来て楽しかったです。ブラッドと次に会うときは、私ももっと楽しめる自分になっていたいと思いました。

セミナーの様子等、お世話になっている、インストラクターのブログで是非ご覧下さい。このかたのブログを読んだらあなたもシステマをやりたくなるかもしれません。うふふ。


こちら☞   ロシアの武術 システマブログ

2009年7月14日火曜日

芝居モード

急に脚本が私の生活の中に溢れ出してきました。

そろそろ役者モードですよ〜、と天からアナウンスが出ているようです。

しかも、
チェーホフ、シェイクスピア、アイスキュロス、ジャン・コクトー。。。

なんだか、歴代のいろいろな脚本達が集まって来ているのです。

こんなことって今まで、研究所時代にすらありませんでしたね〜。。。

やっと、読めるようになって来ているのでしょうか。感性の目覚めがいろいろ遅咲きなので、今来た、て言うのが嬉しいです。

どんな風に自分の中にしみ込んでくれるのだろう。と、楽しく読んでいきたいと思います。


しかし、集まりぶりが、尋常でない気が・・・・(^^;。

2009年7月12日日曜日

牛久

本日は牛久に新居を構えた友達夫婦に会いにいって参りました。

取手まで迎えに来てくれたので、そこからはドライブ。

二人ともヨガを通して知り合った、とても気さくな質なので、何話しても笑う。

笑う→和む→笑う

のリフレインです。

東京出ると、空が広くて、物価も安くて、食べ物もおいしくて、なんで東京にいるんだろう、って、感覚になります。

日本は東京じゃなくてもいいところが沢山あるのだから、人口密度をならして、好きなところに住めたらいいのに、と思います。憧れです。

私は、もしそれが可能なら、福岡に住んでみたいです。親の故郷ですが、行くと落ち着きます。

京都の賀茂川沿いも好きです。

今日は牛久でもいいかも。と思いました。
ただ、山が見えるところはなお好きです。

そして牛久には大仏があります。牛久大仏と言います。

これが、なかなか現代的な大仏様で、ギネスに載るデカさ。120メートルあります。
立ってます。



ちょっと逆光ですが、分かるでしょうか?でかいです。

そして、中に入れます。
浄土へ行くまでの4つの世界というところを紹介してくれるシステムになっています。

最上階では、霞ヶ浦の海や、晴れると富士山が見えるようです。

でも、とても現代的なので、こんなものもお寺においてあります。



最近、アミ・アウトレットていうのが近くに出来たので、買い物ついでにご堪能してみてはいかがでしょう?

きっと大仏さんが歓迎してくれますよ。

ちなみに春のインド哲学のキャンプで、インドの先生がこのスタンディング・ブッダを観に、新宿から昼休みに出かけたのがきっかけで今回行って参りました。

ただし、お寺なので、お墓、分骨堂等、普通にあります。霊感とか敏感な方はお塩等持っていかれるといいかもしれません。

いつでもおいで〜。(と言っていらっしゃるかも。)