2012年3月29日木曜日

満員御礼!

この度、3月30日に催します、国分寺カフェースロー、暗闇カフェでの絵本語りは有難く、ご予約で満員となりました。

心からお礼申し上げます。

あとは、宇宙に任せて楽しむだけです!

みんなの祈り、東北を守れー!


ありがとうございます。御陰様です。

2012年3月28日水曜日

カフェフルークの写真

今回、撮影して頂いた写真は、本番より打ち上げのほうが面白かったのでご紹介します(笑)。

真剣に飲み物を選ぶの図。

そしてカンパーイ♪直樹さん、なんていい笑顔!

私も負けてられません!

                               ※撮影 小薮太朗
とまあ、以上です。


東北の保育園へ行くと、絵本を読んだ後に一緒に体を動かしてみると、子供達が絵本をどれだけ楽しんでくれたか分かりますが、私達も、終わってからの打ち上げの表情で、その日の達成感や、仕上がりが分かるのかもしれませんね。

いやはや、お客さんの表情が生き生きとしてたからこその結果です。ありがとうございます!

2012年3月26日月曜日

カフェフルークの絵本語り、無事?終了しました!

3月24日は神保町カフェフルークでの絵本語りでした。

御陰様で、20名定員のお店に18名のお客様でひしめき、あたたかな空間を共に過ごす事が出来ました。

全ての会場で上映しますが、東北の活動報告のビデオを見て、 みなさん、子供達の様子に笑顔がこぼれる瞬間があり、やってよかった、と私も嬉しくなりました。

本当に皆さんの優しさに支えられ、私達も、子供達も幸せな時間を過ごしています。
何も出来ないけど・・・とおっしゃる方がいますが、とっても素敵なことをして下さっているんです。
みなさん、本当にありがとうございます!

そして、カフェフルークでは、4冊の絵本語りをやりました。
2冊は、何も持たずに、語りと朗読の中間の表現で、2冊は、OHP式のプロジェクターを使って。。。。

ここで、私、痛恨のミスを東北行脚に引き続き、再び犯します。

なんと、絵本を1冊、忘れてきたのです。

ああああああ、ない。アレがない。。。

それに気づいたのは1冊目を読んでいる途中でした。
まさにポーカーフェイスで語っておりますが、心の中では顔面蒼白です。

いろいろ考えた末、ギターの直樹さんが文字だけ立ち上げた台本を持っている、と言うことに気づきます。

いよいよその本をやる時に、皆様にまず、お詫び申し上げ、素晴らしい絵なので、是非本屋で見て下さい、と、再三お願いして、文字台本で朗読だけでやらせて頂きました。

私の馬鹿・・・・。と心で何度も反省しつつ、絵本語りは無事に終わり、
直樹さんのギターのすばらしい演奏を2曲。

オリジナルも、アレンジ曲も本当に素敵でした。

直樹さんは相変わらず、新しい引き出しを見せて下さいます。

ちなみに、共演して分かるのですが、ギター演奏は、間違いなく、正面から聞いたほうが素敵です。

そして、もっと面白いのは、直樹さんは、絵本語りと、普通のライブで、オーラががらっと変わります!
絵本語りは、音の語り部、と言う感じですが、ライブでは、ミュージシャンです。
どちらも素晴らしいので、まだライブを見たことが無い方は、是非ライブにも行ってみて下さい。
neomii & The moonbow  寺ライブ♪




と、話しはそれましたが、御陰様で、なんとか無事に、ライブが終わりました。
今回は釜石にご実家がある方もいらして下さり、今後ご一緒に活動出来たらな、と思いました。

そして、絵本を忘れてしまった作品は、
『空とぶライオン』と言います。
結果、みなさん、朗読だけでかえって、世界が自分の中に広がるから良かった、とおっしゃって下さいましたが、素敵な絵も、是非本屋さんで見て見て下さい。
私も大好きな作品です。
佐野洋子さく・え 講談社  

 まだまだ今年の絵本語りは続きます!

会場提供者も、そして来て下さる方も、いつでもお待ちしています!

今決まっているのは、30日(金)国分寺カフェスローと、4月11日(水)府中みどりの杜クリニック2階です。

復興は、どうしても行政が動かないと進みません。私達の手の届かないところにあるもののようなきがしてしましまいます。
でも、心の復興を応援しつづけることなら、続けて行けます。
非常に間接的な応援で微力ですが、一緒に続けて下さったら光栄です。

皆さんと一緒に動いていることに感謝しています。

ご来場して下さった方、来れないけれど応援して下さった方、本当にありがとうございました!

2012年3月21日水曜日

絵本語りチャリティーライブ第2弾、幕張から始まりました!

御陰様で、おやこカフェ幕張からの絵本語り第2弾が無事にスタートしました。

そういえば、春分の日だったんですね。

とてもバランスのいい日に、バランスの良い体と心で取り組めました。
お日様、地球、宇宙にも感謝!

午前中はなかなかどうして、人が集まりませんでしたが、しっかり濃厚な絵本語りをしました。人数ではなく、心の響き合いが、ちゃんと伝わってきて、素晴らしい空間でした。

わたしは、皆で出来る限りの宣伝をしたら、来る人が少なくても、気になりません。
その日、その時に、その作品を、その企画を必要とする人が来てくれる、そういうもんだと思っています。
それが、有名ではない人間がやる意義だと思うのです。

楽しい10時の会が終わりました。この会は、最後に歌を歌いました。


 お昼時間は、みんなで外のカフェで、ぽかぽかひなたぼっこしながら、よしこさんのパンを食べて、コーヒー飲んで、感想を聞いたり、被災地の話しを・・・なんて思ったら、トークよりも音を出そう!と、直樹さんが言いだして、即興大会!おやこカフェの片隅にじっとしていたエレキドラムセットを外に持ち出し、ギターも持ち出し、みんなで勝手に奏でました♪

お客さんなのにお手伝いまでしてくれた、学生の方々も、たのしく楽器をいじって、大人達はのんびりして。いつも支えてくれる太朗ちゃんは、即興ドラムに合わせて、明日のジョーを熱唱してたり。
平和な時間でした。


わたしは、初めてのビデオ上映の感想を皆さんに聞かせてもらって、とても励みになりました。なんせ、自作です。時間が長いかなー、とか、皆さんが見たいものが提供出来たのかなー、とか。ハラハラしてたので。。。

でも、東北の子供達の笑顔が観れて嬉しかった、出したお金が使われたことが、形として観れて嬉しかった、など、いろいろご意見下さり、さらなる活動を練って下さってます。

ビデオ、作ってよかったー!
ビデオカメラを必ず持ってきてくれる、直樹さんにも感謝!ありがとうございます!

 そうして、午後の部の人も、チラホラ集まり始めました。
私と直樹さんが、部屋で準備をしていると、おお!午後は人も大分いらしています!




いざ、14時の会!
 たくさんの方が集まりました!
今回はビデオも、説明しながら見てもらいました。

そして、絵本語り。みなさんが、自分の中に浮かぶ世界へ入った!の風景が分かり、嬉しくなりました。

そして、直樹さんのギター演奏。今日も高品質でお届けして下さいました。




直樹さんは、いつも2、3曲のソロ演奏をして下さるのですが、5、6曲は用意して、その時に決めているようです。もっとかも知れません10曲くらいかな?
私には出来ない芸当です。素晴らしいです。


午後、小さな女の子が二人来てくれましたが、一人はスヤスヤと寝てしまいました。
実は、この女の子は以前も来てくれて、やはり寝ちゃったんです(^^)。

おそらくは、居心地がいいから寝てしまうのであって、私はとても嬉しいことです。

ここにいてくれただけで、ありがと〜って思っています。

親子イベントと言うよりは、結果やや大人イベントでしたが、子供から大人まで、楽しんでくださって、とても嬉しかったです。
2回目の参加の方も、ビデオも、朗読も、演奏も、とても楽しんでくれて、よかったよー!と声をかけて下さって、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。

みなさん、絵本も気に入ってお買い上げくださって、無償で絵本利用を許可して下さっている方々にも、少し恩返し出来るし、売り上げの一部も東北資金になるし、とてもいい循環の一日となりました。
 ちなみに、この写真達は、お手伝いしてくれた中学生の女の子が撮ってくれたものも混じっています。助かった!ありがとう!
さらに、主催のおやこカフェさん、今後の絵本語りにもこの勢いをつなげよう!と思って下さっています。有難いことです。

もちろん、私達はさあ、始まったぞ!と思っています。

次は、土曜日。24日です。
読む作品も、また少し違います。
ご興味ある方、東北に何かしたいけど、何したらいいんだか、と思っている方、ぜひぜひ、いらしてください♪ 自分は行けないけど、あの人は好きそうかも・・・と、心当たる方、ぜひぜひ、絵本語りを宣伝するって言うお手伝いをお願いします!

みんなで、動いている、絵本語りです。
そうなったことに、本当に感謝しています。

おやこカフェに来て下さったみなさま、そして、来れないけど、気にかけて下さった、沢山のみなさま、御陰様です。本当にありがとうございました!



 




2012年3月15日木曜日

緊急告知!!

今回、絵本語りで使わせていただく、葉詳明さんの『リトルツリー』が、会場にてお買い上げ頂けます。
しかし、なんと在庫が残り少なく、再版予定がないとのことで、最後の在庫の12冊だけ販売できることになりました。
只今、絵本語りは5公演4会場決まっておりますので、確実に数が足りなくなる可能性があります。
そこで、『リトルツリー』に関しまして、先行予約をします!
もしも、葉詳明さんファンだったり、この絵本にご興味のあるかたは、今のうちに私にご連絡下さい。
なお、
絵本語りにご来場される方
お一人様につき一冊
という条件になります。
当日もし来られなかった場合は、他の方にお譲り願います。
連絡先
aicafegaia@gmail.com
『リトルツリー希望』というタイトルで、
ご来場される会場名、フルネーム
をご記入下さい。

大人も子供も楽しめる名作です。
在庫が切れ次第、受付終了とさせていただきます。
ご予約お待ちしております。

2012年3月13日火曜日

そこに、いるだけで・・・

絵本語りの準備と、ヨガに満たされる毎日に、幸せを感じつつ、模索、格闘の日々です。

みなさん、お元気ですか?

今日は久々の晴れ間もあり、気持ちよかったですね。


テレビで、一生懸命、東北の番組が流れています。

東京の普通の生活をしていると、重く感じることも、あるかもしれません。

チャリティーに、無力感を感じることもあるかもしれません。

そんなフラストレーションや、無気力感がもしあったら、絵本語りにいらしてください。

押しつけがましい表現が大嫌いな、私と直樹さん。

みなさんが充実する時間になるように、準備を進めます。

皆さんの心がホッと弛むような、みなさんの心と、東北の子供達の心がつながっていることがちゃんと感じれるような、そんな時間にしたいと思っています。

本番になると、言いたかったこと、忘れちゃうこともあります。

聞きたいことがあったら、終わってから声かけてください。
何でもいいです。

私たちが見たこと、感じたことの範囲ですが、お伝えできることはお伝えしたいと思っています。

そして、絵本に触れて、優しい気持ちになって、その皆さんが出してくださったチャージが、東北の子供達に、『安心して楽しめる時間』をつくってくださっています。

絵本語りをすると、必ず口を開けて、ぽかーんと見ている子供がいます。
これは、すべての穴をあけて、自分の中に受信するのだそうです。いいものも、わるいものも。

なので、終わってから、赤ちゃんだとうんちしたりします。
ある程度の子供は、発散させるようなレクリエーションを好みます。

受信したら、発信させてあげる。入れたら、出すこともさせてあげる。
というのが大切らしいです。
これは、先日東北から戻ってから、教えていただきました。

子供達の、レクリエーションのはしゃぎっぷりを見ていただけたら、どれだけしっかり絵本を楽しんでくれたかも伝わるかな、と思い、遊んでる子供達の映像も今、準備中です!

私自身の、絵本と向き合う、それを語っていく形も、模索中です。
ちょっとずつでも、変わっていく、楽しい方向へ。


チャリティーは、幸せを、運びたくなるものに仕上げてなんぼ、だと思うのです。


そして、最後の仕上げは、そこに集まる、皆さんです。
いてくれるだけで、いいんです。
あなたがいることが、大切なのです。

それが、私たちの幸せで、子供達の幸せです。


楽しみです!

2012年3月6日火曜日

さあ、絵本語りライブ、始まります!

東北のご報告をしたところで、

もう一つ、告白します。

実は、今回、カメラを持って行くのを忘れました。
それは見事に、私も、直樹さんも忘れました。

なので、写真がありません。すいません。

でも、ご安心を。

動画を撮りました。

これは、なんとか頑張って編集して、今後お見せしたいと思っています。
でも、著作権の関係で、サイトには掲載出来ません。

観れる方法は、一つだけです。

そうです!絵本がたりのライブに来て頂くこと!イエイ!

今回の絵本語りライブでは、東北の活動をちゃんとご報告したい!と思い、東北でも、ドキュメンタリーチックに、(あくまでチックです)ビデオを撮って参りました。
前回の、三春・釜石を含めなんとか(安い編集ソフトで)編集し、お見せする予定です。
子供たちの雰囲気、東北の寒さ。私達のリハーサル風景まで、お見せしたいと思っています。

ライブの日程は、こちらをご覧下さい。→絵本語り

しかも!
もひとつ、お楽しみがあります!
それは、今回は、絵本の販売もします!
絵本語りで好きになった絵本を、すぐに手に取り、余韻ごとおうちにお持ち帰りできるのです!
もちろん、わたしたちの日頃の活動のCDやDVDも販売します。

いろいろ楽しい会になって、楽しくみんなで、東北の応援をしていきたいと思っています!
ぜひぜひ、いらして下さい。

皆さんの、東北への想いがあって、私達は行かせて頂いています。
それを、ちゃんとご報告して、お返しして、そしてまた、新たなエネルギーを運ぼうと思います。

ご来場、心よりお待ちしております。

東北へ行ってきました!3〜番外・遠野編〜

私達は釜石へ行くときは、釜石の宿は半年後まで取れないのが常ですので、遠野の宿を使います。
今回は遠野の駅舎のホテルに泊まりました。
いわき市へ行く日、ちょうど遠野はひなまつりを、町中で開催していました。

と言うのは、雛とは、歴史、という意味だそうで、遠野は昔話をする語り部さんがいることで有名なのですが、街のいろんなお店で、語り部さんのお話しを無料で聞けて、更に、昔から代々引き継いでいる、ひな人形を見せてくれていたのです。

絵本語りをしていたら、語り部さんが気にならない訳がありません。
丁度、遠野駅の駅舎のとなりにも、語り部さんがいらっしゃる、コーナーがあったので、朝一で、行かせて頂きました。

私達が関東から来たことを告げると、まず、震災がどうだったかを、話して下さいました。
語り部さん、物語だけでなく、これからは、震災のお話しも、こうして語り綴ってくださるんだなあ、としみじみ。

そして、3つの物語をお話ししてくださいました。
東北弁でお話しするのですが、とてもやわらかくて、やさしい響きで、心にスーーーッと入ってきました。
とてもいい勉強になりました。

そして、町中に飾られた、ひな人形を見て歩きましたが、ひな人形、東京にいると、『買うもの』というイメージが強かったのですが、そうか、こうして代々引き継いで行くものだったんだなぁ、と感動しました。

そうやって、自分の娘、孫に、元気に育って欲しい、という愛を込めるんですよね。
古いひな人形をお見かけするほどに、大事にとっていたり、ちょっとお着物を取り替えてみたり、後ろの屏風を変えてみたり、手を込めるほどに、愛がこもってるんだなぁ、としみじみ感動しました。

遠野は、お母さんと、おばあちゃんの愛のお祭りでした♪

東北へ行ってきました!2〜福島いわき編〜

さて、岩手を翌日後にして、7時間のロングドライブの後、いわき市に来ました。

私、ここで痛恨のミスを犯します。

いわき市にはホテルが沢山あるので、油断して、予約をしてませんでした。

ところが。
どこも満室!!!!
ボランティアや復興の業者の方で、満室なので、ご予約願います、という文字が至る所に・・・・おお〜!そうでしたか!嬉しいことですね!
でも、
やばい!
直樹さんは運転で疲れて、地下の駐車場へ行くエレベーターで、3階へ上がってしまう、という酩酊状態。
宿・・・・。


そんな疲労状態なのに、直樹さん、ホテルのフロントへ直談判に行って下さいました。
(その前に6軒くらい電話で断られたり、フロントで断られたりしてます。)
そしたら、駅のかなり近くのホテルで、喫煙の部屋ならある、とのこと。

そこにしましょう!無いよりは!

と言う感じで、無事に宿を見つけました。

今回のいわき市の保育園は、いわきから国分寺へ戻ってきた、ヨガのメンバーさんの紹介で行かせて頂きました。
ここは、驚くほどに明るい保育園でした。
梅香(うめが)保育園と言います。
とても大きな保育園で、園児は110名、いらっしゃいます。
この保育園には津波の被害がないため、ボランティアの方が来ることが殆どないそうで、とても喜んで受け入れて下さいました。
今は、それくらいの保育園のほうが、受け入れるゆとりもあるのだなあ、としみじみ。
いい悪いではなく、タイミングとか、さじ加減のようなことです。

子供達は、人数が多いだけに、規律を守る必要性を肌で知っている感じで、静かに絵本の世界に集中してくれました。
お遊戯も、なんとまあ、1、2歳の子達も一緒に参加してくれて、何も出来なくても、夢中になって、その『場』に参加しているのが伝わってきて、とてもかわいかった!

ここだけでなく、全ての保育園で、驚くのは、一番集中力があるのは、1、2歳児でした。
絵本や、レクを、じっと耳をすませて見つめています。興味があるほどに、微動だにしません。
あの体力は大したものです。大人になったらなかなか出来ない姿を見せてくれました。

 お遊戯は、園児が多いだけに、先生方が積極的に参加して下さり、保育園のみんなで、一つになった感じが、とても素敵でした。

 終わってから、放射能の線量のお話しを聞いたりすると、やはり県内でも場所によって違うので、自分たちより高い線量の地域には非常に気をつけていたり、最近になってまた地震が来るので、改めて非常用の水や、ガソリンの確保等、気をつけてるんですよ、という家庭のお話しもして下さいました。

最後に、是非また来て下さい!と明るく見送って下さり、初めてのいわき市訪問が終わりました。


ここでは、保育園の先生方に空き時間を作って頂いて、ゆっくりしてもらう、と言うよりは、楽しい非日常を一緒に過ごして、明日の元気にして頂く、という感じだったような気がします。

これからも、その時その時のシチュエーションを大切に、みなさんと関わって行きたいと思います。

皆様の何かしてあげたい、という想いがあってこそ、私達は東北へ行けます。そして、その想いを頂いているからこそ、子供達は、気持ち良くって、心地よくって、楽しいのだと思います。
ご支援・ご協力、ありがとうございました。そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします!
私達なりに、みなさんの優しさを運ばせて頂きます!

東北へ、行ってきました!1〜岩手釜石編〜

御陰様で、東北被災地への絵本語り、第2弾が無事に終了いたしました!

皆様のご協力に感謝です!

もうすぐ震災から1年、と言うことで、釜石市街は、ようやくコンクリート建物の撤去が始まっていました。津波で流された1階部分を、新装して、再営業しているところもありましたが、暫定なのでしょうか・・・分かりません。

釜石の保育園へ行って、正直に感じたこと。あくまで、私が感じただけで、現実は分かりません。

先生方が、非常に疲れていました。

子供達は、とっても、元気!よかった!
絵本を聞いてるときの集中力も前よりグンと上がっています。
先生に、『子供達の集中力が上がりましたね』、と話すと、
『ようやくボランティアさんが減って、日常が戻ってきたので、子供達も安定してきたかもしれないですね』
とのことでした。

確かに、みなさん、復興=日常に戻ること、ですもんね。
非日常を持ち込む側として、ちょっと、複雑な気分でしたが、いったん保留にして。

絵本3冊、しっかり聞いてくれた後は、今度は、皆でちょっと体を動かすレクリエーションをしました。
 釜石保育園では、子供達が盛り上がりすぎて、駆け回って衝突する、というアクシデントが何カ所かで起こり、楽しかったり、痛かったり、子供達も大忙しです。
最後に『永久の満月』を、一緒に歌い、元気な子供達との時間はあっという間でした。


理事長先生も、かなり疲労が溜まられていらっしゃったようで、
『疲れました〜・・・・。』と、何度もおっしゃってました。

被災者の心がケアされるような措置が必要だと、何度もおっしゃってました。

ボランティア、と言うよりもどこかの大学の先生や、何かの団体の方がよくいらっしゃるようで、ゾロゾロと来て、名刺を渡し、子供達とはそんなに接することも無く、お話しをして帰られるのだそうです。

『あなた方みたいに、名刺も無く、個人的に、子供達の為に来てくれてる人がいいんだよ〜』
『出来ることしてくれれば、それでいいんだよ〜』『それがうれしいんだよ〜』
と、おっしゃってくださって、先ほどの先生が沢山人が来て疲れているのは、こう言うことなんだなー、という考えに至りました。

でも、勿論、保育園内のことだけでなく、それぞれの方が、家庭や、家族の仕事等、復興していきたい課題があって、精神的にやはりマックスに疲れている時期のようです。

3月で、3人の先生がお辞めになるそうです。
その中には毎日、何も無くなってしまった、鵜住居町を通勤路で車で通い続けて、もう精神的に耐えられなく、釜石が嫌になってしまった、と言う先生もいらっしゃるそうです。
釜石市の海沿いの街は、本当にどこも小さいので、きっと、知り合いの方が沢山いらしたり、沢山思い出のある場所だったり、したのかもしれないですね。

想像出来たけども、一年経ってもそんなに変わらない。
そのがっかり感は被災者の方々にはとても大きな疲労源だと思います。

鵜住居保育園も、今回は初めて園長先生とお話しさせていただきました。
鵜住居保育園は、去年が10周年、という、まだ新しい保育園だったそうです。
それが、何にも残らないほどに流されてしまい、園長先生も残念でした、とのことでした。

子供達は、前回同様、とても元気でした。
鵜住居保育園でも、絵本とレクリエーションをしましたが、釜石では出来なかった、『大工のきつつきさん』というレクをすると、先生達もずいぶん昔にやったっきり、久々!ということで、楽しく一緒に参加して下さり、一体感のある空間になりました。

鵜住居保育園も、釜石保育園も、新用地が決まったそうです。
進みの遅い話ですが、鵜住居では小学校が、プレハブですが、再建され、鵜住居小学校の子供達は、避難していた小学校から、自分たちの新しい校舎へ帰ってきました。
保育園も、これからどんどん動きが出てくるといいなあ、と思います。

被災地の現状はこのようにほぼ変わらない、動きの遅さなのに、国からの補助金は3月で終わり、と言うことで、仕事がない親御さん等、とうとう4月から子供を預けられなくなります。
保育園の児童数も、大きく減るそうです。

そういうストレスフルな支援しか、路は無いのでしょうか?

なにか、循環してく形になるといいな、と思います。

 釜石の理事長先生が、『僕も次ぎ来た時、いなかったらごめんなさいね』とおっしゃられて、この方が一番疲れているんだなぁ、と思うと、けっして頑張って下さい、とは言えず、
『どうか、お元気で』と最後にお伝えしました。
その瞬間に、顔をくしゃくしゃにされて、『ありがとう、ありがとう、』と、私と直樹さんの手をぶんぶん握手して、涙ぐんでいらっしゃいました。

本当に、優しい心の方で、責任感の強い方で、沢山の弱っている人と、保育園のことを気にかけていらっしゃいます。

釜石に、早く春が来ますように。