2011年12月23日金曜日

☆の語録 その3

久々の☆の語録です。

今日は休みを利用して、東北へ行ってきた報告を沢山の方に送り続けています。

今年の絵本語りの始まりからの記事を、パソコンを使わない方に印刷しまくって整理していると、読むだけで疲労が蘇ってくる、ハードスケジュールだったと、しみじみしそうになりました。

そんな場合じゃない!

そう、☆の語録を思い出したのです(笑)。


部活動が終わると、職員室の前で集合します。連絡事項と、簡単な先生からのお話し。
そんな時間に面白いことが産まれる時もありました。

その頃は、部長、キャプテン、と言う立場の人は、人の10倍大変な、中間管理職を既に始めている訳です。
大変さは全ての人が分かってます。人3倍怒られて、人3倍練習して、人3倍愚痴られて、人3倍泣いて。。そんな中でも、笑顔で、さぼらずに部活を続けて。
はっきり言って、『頑張って』るんです。
そんな部長に、☆の先生は言います。
『お前、私頑張ってるな、とか思ってるんじゃない?』
いたずら好きな子供のように茶化します。
でも、また、皆に言います。
『えー、頑張ってる、と思ってる人は、頑張ってません。』
『頑張ってると思ってない人程、端から見れば頑張ってるんです。』
だから、田舎の中学生ほど、バレーボールはレベルが高かった。
『辛い、とか、頑張ってるのに、とか、考えずに、やる。そう言う人が強くなります。』

今思えば、感情に浸かるな、とか、振り回されるな、とか、そんな意味だったのだと思います。

過労はダメです。
でも、過剰評価もダメです。

俯瞰力で、生きたいですね。


2011年12月18日日曜日

イベント三昧

本日は、お陰様で昼間は楽しいリトルツリー本番、夜は先日福島へご一緒してくださった柳家さん若さん、紹介してくださった柳亭こみちちゃん、そして古今亭志ん八さんの『三日月』の会へ行って参りました。

さん若さんは、枕でも福島のお話しを織り混ぜて下さり感謝。

架け橋になってくれたこみちちゃんも、今夜から気仙沼市に向かい、日曜日に3回のお話しをしてくるのだそうです。

本当に皆さん、心意気のある方々で、今日は終わってからお誘い頂き、妹と一緒にご三方と宴をして参りました。
志ん八さんもとても優しい方で、三人のバランスのよさに気持ち良い時間を過ごさせて頂きました。

これからの現実的な問題と向き合っていく東北の方々に、ストレスを笑って発散してもらいたいし、これからこそ落語も是非回ってきて下さい、なんてお話しもしつつ、あっという間の楽しい時間でした。

リトルツリーも、想像以上のお客様が来てくださり、
『全国でやってください』なんて笑顔で感想をお話ししてくださる方もいらして、とてもうれしかったです。

リトルツリーには、火事のシーンがあるため、まだ東北は難しいのですが、時が許されれば、いつか東北でもやりたい、本当にいいお話しだと思っています。
本日、ご来場してくださった皆さま、そして祈りやエネルギーを送ってくださった皆さま、お陰様で素敵な一日となりました。
ありがとうございました!

2011年12月14日水曜日

更年期障害と、発達障害

今日はいつもお世話になっている、国立にほどなく近い国分寺のHair+Cafe縁の、『えんがわサロン』という企画に初参加してきました。

ここでは、主催のゆかりさんを筆頭に、発達障害と向き合い、社会の中でどんな関わりをしていくかをいろんな視点から考えてシェアしています。

私の家族は、私を含め、軽く発達障害の傾向があります。
おそらく、診断で判定されるほどではありませんが、障害だと気づかない頃は、本当に親から愛されていないのだと、何度も苦しんでいました。
それが、障害だと分かって、やっと理解出来るようになったことがいくつかあるのです。

そのきっかけをくれたのは、縁のゆかりさんでした。
ご本人がいろいろ乗り越えた結果、明るく体験談をシェアしてくれて、たくさんのヒントをもらったのです。

人ごとのようで、発達障害は、すごく身近な障害です。
その身近さは、日本で見かける外国人より身近なんではないかと思います。
私もまだまだ勉強中なのですが、とてもさりげなく、しかし、ちょっと変わってる人、くらいに見られてしまうことが多い為、発達障害の人にとって、何が困難なものなのか、認知度が広がるといいよね、なんて話を今日はしました。

私は、それは、更年期障害みたいな、認知度があって欲しいものだと思うのです。
重度によっては、立派な障害者でもあるし、軽い場合は、本当にささやかなすれ違いとなってしまうものでもあるのです。

でも、その人が『更年期だから、イライラしてるんだ〜』、と思ってあげれるだけで、場が変わることはあるではないですか。
そのような感じで、『ああ、この人は今、私達の感覚と全く違う理由があって、急にいなくなったのかもな』、とか、人間性を疑う前にヒントになる知識を共有出来たらと思うのです。

発達障害の代表的な種類は、アスペルガー症候群とADHDです。
ともに、学校教育でも、知的遅れがない場合は、普通学級の扱いとなります。
遺伝的であることが多いのですが、親御さんが自覚がない場合が殆どです。
40過ぎてから分かった、子供が発覚して分かった、と言う方もとても多いです。この障害は、自分で自覚出来ると、とても楽になる、という体験もよく伺うし、私もそう思います。



まだまだ勉強不足ですので、あくまで私の見解であり、合ってるか間違ってるかと言うお話しではありません。私自身、きっとその傾向は受け継いでますので、もっと知りたいと思っています。
そして、皆さんとも共有する機会があれば光栄です。


そして、もし私の挙動が気になった場合は、遠慮なく聞いて下さい。どうしてそんなことしちゃったの?って!

2011年12月13日火曜日

リトルツリー、今週末です♪

お知らせが遅くなり、大変申し訳ありません。

今週土曜日、下北沢のタウンホールにて、朗読音楽劇『リトルツリー』に出演します!

しいらさん、吉田佐由子さん率いる、リトルツリー・トループのメンバーとして、張り切って参りたいと思います。

このリトルツリーは、本っっっっ当に今の日本で必要な作品です。
東北ではまだまだ出来ませんが、日本の心の代弁者になってくれる一面も持ち合わせています。

葉祥明さん原作の絵本もとってもかわいいし、この音楽劇のナンバーは、おむつはいた赤ちゃんでも踊りだすという、とても楽しい、そして美しいナンバー揃いです。
後半は、私は涙がいつもあふれてしまいます。
なんどやっても、大好きな作品で、私はナレーションをします!歌はプロに任せて!
素晴らしいメンバーです。聞き応えバッチリ!
美しい四季を言葉にのせて、物語を紡ぎたいと思っています。
入場無料、リトルツリーの開演時間は14時半頃です。

お申し込みの上、ぜひご来場ください♪


釜石保育園事務局長さんの想い

先日お伝えした、事務局長さん、八幡先生の、群馬の大学へ提出される予定の原稿をご紹介致します。
非常に現実味のある、貴重なお話しです。
是非ご一読し、どんどんシェアして下さい。
それが、八幡先生が、9ヶ月間お伝えし続けたことの最大のお手伝いになると思うのです。

英訳出来る方がいましたら、英文にもして頂けたらと思います。
もしよかったら、その英文を私達にもシェアして下さい。

みんなで広めましょう!






出来立ての原稿を下さったので、多少の活字ミスはありますが、ご了承ください。
また、頂いた原稿をスキャン致しましたので、画像処理などおぼつかない点もございます。
どうぞご了承ください。データで欲しい方にはメールで送りますので、
info@haruguchiai.comまでご連絡ください。






2011年12月12日月曜日

岩手の保育園を回ってきました!その3

さて、お昼ごはんは八幡先生のご紹介で、レストラン、コスモスへ。

地元の有機野菜でおいしい定食を作っています。
ここは被災はしていないのですが、海外の復興ボランティアのかたが、このレストランに石釜も作って下さり、これからは石釜ピザもメニューとして始まるようです♪
ホテルの食事が重かったので、ここでは軽めに、アサリのスープパスタと、ハヤシライス。
美味しい時間でした。

が、突然地震。ガタっと、一瞬揺れました。
店内は、「久しぶりだったねー。」と、驚きの声。
私も驚きました。。。


さて、その後、鵜住居へ移動し、鵜住居保育園へ。


こちらは、村の集会所を借りている為、子供達のトイレが大変だそうで。
お昼寝から起きた時に伺ったので、子供達がトイレに並んでいました。
大きな便座に上手に腰掛けて用を足しているのを見て、「頑張ってるな〜・・・」としみじみ。
「だれのおかあさん?」と聞かれて、なんだか照れくさい気分になりました。
もはや、心は母です。

さて、ここは小さい会場だったので、小さいスピーカーを一つ持ち込み、挑みました。
直樹さんは、時間のロスを減らす為、始めからサンタになり、熊を冠り、更にサンタの帽子を冠るという、もうなんだかよく分からない生きものになって登場!

今回は、釜石保育園で果たせなかった、楽器を持って行進トランスまで行こう!とリベンジ。

子供達は、とても静かに絵本に夢中になり、元気に唄い、そして幸せなら何でもしてくれました。



そして、いざ、楽器をもって、ジングルベル。
2番にさしかかる所で、
「さあ、みんな、立ち上がって・・・・そのまま歩くよ〜!」というと、
またしても、
「きゃーーーーっっ♪」と、
子供たちは楽しそうに歩き始めました。
みごとなトランスっぷりです。







お陰さまで、鵜住居もとても楽しい時間とtなり、途中お迎えで帰った子供もいましたが、親御さんが来ても、最後まで残ってくれた子供もいました。
最後、みんなと握手して、記念写真♪(悪用帽子の為、顔はぼやけています。)

結局、子供達にパワーをもらってしまったというか、やはり子供はエネルギーの交換が上手です。沢山『交流』をさせてもらいました。

どちらの保育園も、高揚してくると子供達が、抱きついて来てくれて、先生が引き止めるという、なんだか、ビートルズになったような事態が発生し、とても有難い体験でした。

鵜住居保育園の子供達は、地震後の避難場所が、陰になっていて、津波の惨事を直接見ることがなかったそうで、実際の衝撃は、映像でしか見ていないのだそうです。

保育園自体もすっかり流され、あとで観に行っても、屋根が何カ所かに散っていて、川の水と海の海水が入り交じり、渦のように飲み込んだようだと言うことが、屋根の散り具合で分かった程度だったそうです。ほかは何も、おもちゃすらなかったと。

鵜住居保育園の園児は、1名、亡くなられたそうです。

ご冥福を心よりお祈りします。

そして、頑張っている親御さん、先生方、今を元気に生きている子供達に、たくさんいいことがありますように、心よりお祈り致します。

どちらの保育園も、私達を受け入れて下さった先生方に、心より感謝致します。
そして、この行脚に協賛し、被災地の皆さんへ祈りを託して下さった皆さん、本当にありがとうございました。

次回は3月頃を予定しています。
復興はこれからです。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。

2011年12月11日日曜日

岩手の保育園を回ってきました!その2

さて、二日目。

ホテルのごはんを限界迄腹に押し込み(私の限界は直樹さんの半分ですが)、いざ、釜石保育園へ向かいます。

今回の絵本語りは持ち時間が1時間。
その中で3冊の絵本と、歌、音楽、合奏などのお遊戯をすることにしました。

さすがは直樹さん、ミュージシャンです。
お遊戯のプログラムをお任せした所、『子ども達が楽器を持って、トランス状態になって楽しんでもらいたいんだよね・・・』というコンセプトで組み立ててくれました。

子どものトランス、確かに存分に楽しんで欲しい。

そういうわけで、子どもの発狂にも耐えられるように、釜石保育園では、音響機材も導入!
著作権の関係で、1冊の絵本はプロジェクターも導入!仕込みに90分かけます。 



そして、子ども達との楽しい時間が始まりました。。。




勿論、熊さんとねこちゃんの帽子を冠って! (チャリティライブのときのお客さんが特注で作ってくださいました!)

最初は、『木のあかちゃんズ』。
「この絵本ね、こんなにちっちゃいから・・・・この大きさにしてきたんだけど、見える?」
と私。
「わぁああ!大きすぎ!見え過ぎ!」とはしゃぐ子ども。

木のあかちゃんズ、ちょっとクスクス、と笑いながら楽しんでくれました。

そして、『だってだってのおばあさん』。
これは、98歳のおばあさんが99歳の誕生日にろうそくが足りなくて5さいの誕生日をむかえ、何をするのも楽しくなってしまう、おもしろかわいいお話し。

思った以上に大爆笑でした。

そして、最後は、『わたしクリスマスツリー』。
一本のもみの木が、きれいな町でクリスマスツリーになることを夢見るのですが、森の中で美しいツリーになるお話し。実はとっても大人向け。何より私が胸を打たれてしまった作品。
こちらは、OHP式のプロジェクターを使い、舞台の壁で、大画面で見てもらいました。
子ども達は、大きなスクリーンに興奮しつつ、夢中になって見てくれました。
そして、子供達にイントロを唄ってもらいながら、『永久の満月』。
「月、好き♪」かわいいコーラスが響きます。
さて、ここで、直樹さんのギターで、みんなと歌を歌いました。
『幸せなら手をたたこう』。
(私)「しってるかな?」
(子供)「しってるーーーーーーーーーー!!!!」

みんなで立って、直樹さんの指示に合わせていろんな事をしました。
手をたたき、いないいないバーをし、ジャンプし、ハグをし、握手し、泣き、笑い・・・・









もはや子供達はトランスに入ってしまいました。思ったより早い!

ここで、直樹さんはお着替えタイム。
私と子供たちは楽器を手に、演奏の準備。メトロノームに耳をすませながらリズムを取ります。カスタネット、、タンバリン、鈴などを手に、子供達も張り切ります。


そこで、直樹サンタ登場。ギターのうまいサンタに、子供達は、新鮮な驚きです。
そして、皆でクリスマスナンバーを、合奏とともに、熱唱。






こうして、釜石保育園の楽しい1時間はあっという間に終了しました。

終わってから、事務局長の八幡先生と、ゆっくりお話しをさせて頂きました。
先生は、これからほかの取材に出す、先生の原稿をそのまま私達に下さいましたので、別途ご紹介します。

お話しのなかで、特に話されていたことは、国が動かないので、保育園の再建目処が立てられない、ということでした。
釜石保育園は現在、廃校になった幼稚園をそのまま使わせて頂いています。
でも、あと2年でそこを出なくてはなりません。

局長にとっては、どんなに借金してでも、再建を果たして引退したい、という想いが強くあるそうです。
でも、海の近くはもう建てられない、では、建ててよい土地はあるかというと、民間の土地だけ、国でフォローしないので、土地がない、土地がない、土地がないんだ。と。

非常に切実な問題だと思いました。そして、釜石は特例を出して、この1年間は保育園は無料になっているそうです。でも、もし来年から急に有料に戻したら、海沿いで仕事がなくなった親御さんは子供を預けられなくなり、そして、子供がいるから働けなくなる。そういう悪循環が産まれてしまうことを危惧されていました。
このままでは、保育園が建てられず、子供も通えなくなってしまう。

正直、10月に見てきた釜石と、何も変わっていません。がれきは片付いても、鉄筋の建物はまだ廃墟として残ったまま。そこからの進展は、おそらく復興業者の方々でなければ分からないくらいなのではないでしょうか。
ハード面もソフト面も、これからが『復興』なのだと思います。
子供達も、親御さん達も、先生達も、いいことが沢山訪れて欲しいと、心の底から思います。

物資よりも、心の応援が一番嬉しい、皆さんの想いをきいて、胸が熱いです、と局長さんがおっしゃってました。

太朗ちゃんと同じように、局長さんも、
「私は、震災は風化する、と思っています。
だから、一人でも多くの方に伝えていきたいのです。」と、おっしゃって、被災した建物、そして、今の元気な子供達、撮影することを「むしろ伝えて下さい」、と許可してくださいました。

勿論、このブログを見て下さる皆さんに、そんな方はいないと思いますが、特に子供達の写真は、決して悪用しませんよう、ご協力お願いいたします。


つづく。

岩手の保育園を回ってきました!その1

さあ、書きます!
と気合いを入れないと、寒くて寝てしまいそうです。。。


御陰様で、東北被災地行脚 絵本語りは第一弾を無事に終了しました。

12月8・9日の一泊で岩手県釜石市へ赴き、保育園を2カ所、回らせて頂きました。
8日は、被災した2軒の保育園があった場所を回りました。

鵜住居にある、鵜住居保育園は、鵜住居駅の線路のすぐ側。
鵜住居の景色には海辺がありません。でも、もう何もないのです。何も。
うっすら見える電柱が、線路のあった所です。その奥に保育園はあったはずです。
かつて、『鵜住居駅入り口』という交差点だったようです。駅舎らしきものは見当たりませんでした。  
この辺りは、今はがれきもなく、本当に何も残っていません。
がれきは鉄筋コンクリート建てのもの以外は今は取り壊しや運び出しが終わっているそうなので、鉄筋ではなかったものが沢山建っていた、と言うことなのでしょうか。
ここから後ろを振り向いても、ほぼ、平地です。

そして釜石保育園。
こちらは時々テレビでも出てきます。
私も、レ・フレールさんのドキュメンタリーで拝見しました。



わかりますか?

ついたのが日暮れ時だったので、暗くてすいません。これでも朝7時には埼玉を出て・・・。まあいいか。

何はともあれ、ここは、すぐ向こうが海です。港です。
完全に中が流されて、空っぽです。
向こう側が、とてもよく見えます。

実際に見ると、どれだけの波が来たのだろう、と思ってしまいます。

それでも、どちらも場所を移して、何より先生方が頑張っていらっしゃいます。
子ども達と、楽しいときを過ごそう、きっと過ごそう、と、気合いを入れて、ホテルで最後のリハーサルをしました。

つづく。


2011年12月5日月曜日

福島県三春町でお楽しみ会をしてきました!2



夜は三春の里田園生活館というという宿泊施設のコテージに泊まりました。
このコテージの敷地にも、向かい合わせに木造の仮設住宅が並んでいます。
皆さん、プレハブを想像されるかもしれませんが、木造の仮設集合住宅も時々見かけます。



夜も更けて、寝床につくと、窓の外から、風の音、木の揺れる音がゴーゴー聞こえてきます。
ああ、地球の息吹だなぁ、久しく聞いてない音だなあ、と、まるでお母さんのお腹の中にいるように、眠りにつきました。


翌日は快晴!風は相変わらず強めですが、気持ちよい青空でした。
柿の橙も空に映えます。
 集会所にもお日様が当たりました。
さて、2日目朝の会。

お客さんがまた10人くらい集まりました。
今度は子どもも一人来ました!ありがとう!
そして、絵本もギターも、落語も昨日より更になじんでいきます。

終わってからの茶話会も、皆さん、大変だと思っている事など、いろいろお話ししてくれました。
貴重なお話しです。
葛尾村が全村避難になったのは、3月14日だったそうです。
そこからしばらくは体育館などで転々と生活し、そして5月とか7月から今の仮設に住まわれているそうです。
お歳を召した方にとって、地震の際に『動く』ということが一番の危険。足腰が弱いから、折れるかもしれない、と。
だから、3月11日は夕方迄、すぐ近くの家にすら帰れなかった、なんて話しもありました。
前の避難所で風邪が全く治らなかったのに、今のところに引っ越したらすぐ治った、と言うお話しもありました。多くの人とひとつの空間で過ごす事は、空気も汚れてしまうんですね。それが、個別の空間が持てて変わった、と。

お年寄りの方は、人と近所で生活出来る環境が出来て嬉しい方もいらっしゃいます。
何かあった時、やはり心強いようです。

村に帰りたいけど、帰れないとか、いや、もう帰る場所ではない、とか、入り交じる想いも口口に話して下さいました。

終わってから、そんな話が聞けたと言う事は、昨日より会が皆さんの心を動かせた、ってことだと思います。

落語は毎回ちがうお話しをやって下さるので、それを楽しみに、「また午後も来ます!」と言って下さるかたもいらっしゃいました。

さて、最終回。

お客さんの数は7人。
それでも、また新しい方が来て下さってます。有難い事です。

小さい会でしたが、歌声も、笑い声も、十分大きい会でした。

終わってから、また交流会も深まりました。

「仮設に来てから、こんなに笑った事なかった。声が隣に響いてしまうので。」
とおっしゃった方は、それを感じさせないくらい、元気に笑っていました。
満面の笑みを浮かべて、「来てよかったです・・・」とおっしゃって下さった方は、午前も午後も来て、午後には、手作りのたくあんや、フクロウの置物、手編みのマフラー迄、お昼の時間にさっとこしらえてプレゼントして下さいました。

しかも紙袋まで手作り!



 「来て、良かったです」
その一言が、嬉しかったです。よかった、と、何か救われたような気がしました。

見ててもはっきり分かるくらい、若い人がなかなかいません。
こうゆう、ゆっくりお茶をすすりながら交流を楽しむ時間を持てて、良かったと思います。
現地で繋ぎ役になってくれた下枝さん、そして、チャリティーのライブに、東京、長野、千葉で来て下さったみなさん、そして来れなくても応援し続けて下さっている皆さん、本当にありがとうございます。
今週は岩手釜石へ行きます。

また報告します!

福島県三春町でお楽しみ会をしてきました!1

12月3、4日の週末に、福島県三春町の仮設集合住宅地にて、お楽しみ会をしてきました!

初日は、14時から1回

日曜日は10時からと14時からの2回、
全部で3回やらせて頂きました。

三春町には葛尾村(かつらおむら)という、20〜25キロ圏内の村の方々が、全村避難して、9カ所の仮設住宅地に住まわれています。
地区ごと移った方もいれば、お隣さん達ともバラバラにされて、引っ越された方もいるそうです。

全部の地域を回れずとも、何カ所か回れればよかったのですが、村役場の方のご都合で、貝山という地域の集会所をお借りして、そこで3回、やらせて頂きました。
さて、準備です!

そして、一回目の絵本語り!おばあちゃん達に届くかな??



このあとに、直樹さんのギター演奏、そして皆で歌を歌いました。
ここで一度休憩して、さあ、落語です!私も楽しみ!



 さん若さんの軽快な小話にみなさん、ケタケタと笑っています。


 そして、終わってからは、編み棒や、毛糸の子供用帽子、絵本の余り紙で作った封筒を好きなだけ持って帰っていただきました。
交流の茶話会も、テレビでしか見てない落語や、私達の絵本語りなど、初めての体験です、、、というお話しを聞いたりして。

 終わってから、明日の演目をちょっと変えよう、なんて作戦会議。落語が終わって、リラックスモードのさん若さん。

歌の歌詞をホワイトボードに書き続ける直樹さん。

編み棒は持ってきた量の半分以下に減っていました。


封筒も気持ち減ったかな?

一日目、手探りの会は無事終了して、宿へ戻ったのでした。。。


2011年12月3日土曜日

福島へ来ました!!

いよいよ、福島から絵本語りが始まりました。
今日は早朝に埼玉を出て、福島へ車で向かいました。
今回は噺家の柳家さん若さんも一緒です。

三春町の貝山にある仮説住宅地の集会所で、今日の14時からと、明日の10時、14時の3回をやらせて頂きます。

今日は、12人の方が来てくださいました。10人のおばあちゃま達と二人の青年です。

子供がいなかったので絵本は心配だったのですが、正直、皆さんと向かい合った瞬間、涙が出そうになりました。皆さん、元気でしっかりと聞いていてくださって、手伝ってくれたていた現地の下枝さんは、絵本聞いてる間に、おばあちゃんがカワイイおばあちゃんになってました、と後で教えてくれました。
よかった。。

ギター演奏も、一緒に歌うのもとても楽しんで、皆さん気持ちよく声を出して、そしてテンションが上がったところで、さん若さんの落語!!

なんだか笑うのが伝線しちゃって、と、ケタケタ笑う方も。

終わってから、津田沼のライブの時にお預かりした、アンパンマンやピカチュウの毛糸の手編みぼうしを、お孫さんのために張り切って選んでお持ち帰られました。

また明日も来るよ、といってくださった方もいたので、皆で明日に向けて反省会。
より楽しい時間を作れそうです。
美味しい定食は、何と550円!!山盛りでお腹一杯になりました。因みにラーメンは450円!!仮説住宅地の石井定食は、村外のかたもわざわざ食べにいらっしゃるほど美味しくて大人気!!

明日に向かって充電もばっちりです。
さらに皆さんが楽しめる時間になると思います。

今日は三春の里のコテージに泊まります。


今日は集会所の写真はデジカメに入っててお見せできないので、またアップします!!

今日は本番後の写真でご勘弁下さい。