2012年3月6日火曜日

東北へ行ってきました!2〜福島いわき編〜

さて、岩手を翌日後にして、7時間のロングドライブの後、いわき市に来ました。

私、ここで痛恨のミスを犯します。

いわき市にはホテルが沢山あるので、油断して、予約をしてませんでした。

ところが。
どこも満室!!!!
ボランティアや復興の業者の方で、満室なので、ご予約願います、という文字が至る所に・・・・おお〜!そうでしたか!嬉しいことですね!
でも、
やばい!
直樹さんは運転で疲れて、地下の駐車場へ行くエレベーターで、3階へ上がってしまう、という酩酊状態。
宿・・・・。


そんな疲労状態なのに、直樹さん、ホテルのフロントへ直談判に行って下さいました。
(その前に6軒くらい電話で断られたり、フロントで断られたりしてます。)
そしたら、駅のかなり近くのホテルで、喫煙の部屋ならある、とのこと。

そこにしましょう!無いよりは!

と言う感じで、無事に宿を見つけました。

今回のいわき市の保育園は、いわきから国分寺へ戻ってきた、ヨガのメンバーさんの紹介で行かせて頂きました。
ここは、驚くほどに明るい保育園でした。
梅香(うめが)保育園と言います。
とても大きな保育園で、園児は110名、いらっしゃいます。
この保育園には津波の被害がないため、ボランティアの方が来ることが殆どないそうで、とても喜んで受け入れて下さいました。
今は、それくらいの保育園のほうが、受け入れるゆとりもあるのだなあ、としみじみ。
いい悪いではなく、タイミングとか、さじ加減のようなことです。

子供達は、人数が多いだけに、規律を守る必要性を肌で知っている感じで、静かに絵本の世界に集中してくれました。
お遊戯も、なんとまあ、1、2歳の子達も一緒に参加してくれて、何も出来なくても、夢中になって、その『場』に参加しているのが伝わってきて、とてもかわいかった!

ここだけでなく、全ての保育園で、驚くのは、一番集中力があるのは、1、2歳児でした。
絵本や、レクを、じっと耳をすませて見つめています。興味があるほどに、微動だにしません。
あの体力は大したものです。大人になったらなかなか出来ない姿を見せてくれました。

 お遊戯は、園児が多いだけに、先生方が積極的に参加して下さり、保育園のみんなで、一つになった感じが、とても素敵でした。

 終わってから、放射能の線量のお話しを聞いたりすると、やはり県内でも場所によって違うので、自分たちより高い線量の地域には非常に気をつけていたり、最近になってまた地震が来るので、改めて非常用の水や、ガソリンの確保等、気をつけてるんですよ、という家庭のお話しもして下さいました。

最後に、是非また来て下さい!と明るく見送って下さり、初めてのいわき市訪問が終わりました。


ここでは、保育園の先生方に空き時間を作って頂いて、ゆっくりしてもらう、と言うよりは、楽しい非日常を一緒に過ごして、明日の元気にして頂く、という感じだったような気がします。

これからも、その時その時のシチュエーションを大切に、みなさんと関わって行きたいと思います。

皆様の何かしてあげたい、という想いがあってこそ、私達は東北へ行けます。そして、その想いを頂いているからこそ、子供達は、気持ち良くって、心地よくって、楽しいのだと思います。
ご支援・ご協力、ありがとうございました。そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします!
私達なりに、みなさんの優しさを運ばせて頂きます!