2012年3月6日火曜日

東北へ行ってきました!3〜番外・遠野編〜

私達は釜石へ行くときは、釜石の宿は半年後まで取れないのが常ですので、遠野の宿を使います。
今回は遠野の駅舎のホテルに泊まりました。
いわき市へ行く日、ちょうど遠野はひなまつりを、町中で開催していました。

と言うのは、雛とは、歴史、という意味だそうで、遠野は昔話をする語り部さんがいることで有名なのですが、街のいろんなお店で、語り部さんのお話しを無料で聞けて、更に、昔から代々引き継いでいる、ひな人形を見せてくれていたのです。

絵本語りをしていたら、語り部さんが気にならない訳がありません。
丁度、遠野駅の駅舎のとなりにも、語り部さんがいらっしゃる、コーナーがあったので、朝一で、行かせて頂きました。

私達が関東から来たことを告げると、まず、震災がどうだったかを、話して下さいました。
語り部さん、物語だけでなく、これからは、震災のお話しも、こうして語り綴ってくださるんだなあ、としみじみ。

そして、3つの物語をお話ししてくださいました。
東北弁でお話しするのですが、とてもやわらかくて、やさしい響きで、心にスーーーッと入ってきました。
とてもいい勉強になりました。

そして、町中に飾られた、ひな人形を見て歩きましたが、ひな人形、東京にいると、『買うもの』というイメージが強かったのですが、そうか、こうして代々引き継いで行くものだったんだなぁ、と感動しました。

そうやって、自分の娘、孫に、元気に育って欲しい、という愛を込めるんですよね。
古いひな人形をお見かけするほどに、大事にとっていたり、ちょっとお着物を取り替えてみたり、後ろの屏風を変えてみたり、手を込めるほどに、愛がこもってるんだなぁ、としみじみ感動しました。

遠野は、お母さんと、おばあちゃんの愛のお祭りでした♪